僕がイギリスの大学を選んだ理由。留学先の決め方は?


僕は2021年にイギリスのKing’s College London(キングスカレッジロンドン)に進学し、2024年の8月に卒業することができました。生まれてからずっと日本で育ってきた僕は、高校で国際バカロレアコースを履修し始めたあたりで海外の大学に進学することを意識し始めました。今回の連載では、自分がキングスカレッジに進学することに決めた経緯とそこでの経験とを照らし合わせて、イギリス留学のメリットと留学先の決め方を紹介していきたいと思います。

King’s College London(キングスカレッジロンドン)のMaughan Library
King’s College London(キングスカレッジロンドン)のMaughan Library

イギリスの大学に留学するメリットとは

イギリスに留学するメリットは、世界トップクラスの大学で質の高い教育はもちろん、それ以外にも幅広い経験を積むことができるところにあります。ここではそんなイギリスの大学の特徴を紹介していきます。

質の高い教育

イギリスの高等教育機関の教育と研究は世界の中でも、高い水準を保っていることで知られています。様々な学部や学科があり、特に芸術系(アートやデザインなど)の学部などで日本にはないような幅広い専門分野を勉強することができます。僕は元々リベラルアーツ学科(Liberal Arts – 人文学・芸術などの知識を断面的に学ぶ学問)に興味があり、King’s College Londonのリベラルアーツでは自分が特に興味がある音楽や映画の授業を履修できるというのが大きかったです。インターンシップができる履修科目(イギリスではモジュール – Moduleという)があり将来のキャリアにつながるようなプログラムが組み込まれている学科もあります。

キャンパスの設備が豊富

イギリスの大学のキャンパスは設備が豊富で、図書館や研究室の他にも劇場や映画館がある大学もあります。高校2年生の冬に大学を見学しに行った時に、僕は大学の大きな図書館に強い印象を持った覚えがあります。King’s College Londonの他にも見学しに行ったUniversity of Leeds(リーズ大学)やThe University of Sheffield(シェフィールド大学)などはロンドンから離れた町にある分、静かな環境に大きなキャンパスがあり、勉強に集中できそうだなという印象を持ちました。

手厚いキャリアサポート

大学によっては卒業後もキャリアをサポートしてくれるところがあります。キングスカレッジには履歴書の添削や面接の練習を行なってくれるキャリアセンターがあり、僕も卒業前後にそれらをうまく活用しました。これらの充実した教育や設備があって、教育力や研究力などで世界中の大学の水準を評価するTimes Higher Education(THE)ランキング(2024年時点)ではトップ10にイギリスから3校、トップ100には11校が選出されています。

3年制なので学費を抑えられる

留学先で人気があるのはアメリカ、イギリス、カナダというイメージがありますが、イギリスは留学資金(学費・生活費)含めて残りの2カ国より割安というデータがあります。アメリカの大学が学士課程に4年間かかる中で、イギリスのほとんどの大学は学士課程が3年間で、2年制の学位を提供しているコースもあり留学費用の節約にもつながります。もちろん留学生向けに様々な奨学金制度があるのでそれらを調べることも大切です。

ロンドンの景色
ロンドンの景色

ロンドン留学生の課外活動について

留学先を決める時は、授業外で何ができるかも考慮するべきポイントです。

ロンドン大学のサークル

イギリスの大学にはSociety(日本でいうサークルのようなもの)があり、スポーツ系や芸術系など様々なジャンルのものが存在します。King’s College Londonには300種類近くのソサエティがありました。僕は小さい頃からバイオリンを弾いていて、大学に大きなオーケストラのソサエティがあると知った時、楽しそうだなと覚えがあります。ソサエティによっては気軽に参加できるものもある一方、賞や大会などの目標に向けて本格的に活動しているものもあります。

その他にも、イギリス、特にロンドンには博物館や美術館などがたくさんあり娯楽の選択肢がたくさんあることも魅力的です。特に僕は小さい頃からイギリスの音楽やサッカーが好きで、なかなか来日しないミュージシャンのコンサートに行ったり好きなサッカーチームの試合を現地のスタジアムで観戦できるのは憧れでした。イギリスは他のヨーロッパ諸国にすぐ旅行できる場所にあり、大学の休暇を利用して様々な文化を体験しに行くこともできます。

ロンドン中心部のレスタースクエア(Leicester Square)
ロンドン中心部のレスタースクエア(Leicester Square)

イギリスの多様性から得られるもの

イギリスは移民の受け入れに積極的で多様な文化が共存しています。大学にも様々な国から学生や教員がやってきており、様々な文化を知ったり、物事を多角的な視点で考える力などを養うのに最適な場所です。国や地域ごとのSociety(King’s College LondonのJapan Societyには日本人の他にもアジア系の人だったり日本の文化に興味があるイギリス現地の人が集まる人気のソサエティです。日本語教室を開催したり、お正月の書き初めなどのイベントをしたりします。)もあり、様々なバックグラウンドを持つ人と交流できる機会があります。特にロンドンのような大都市では街を歩いているだけでも、様々な人にすれ違い様々な言語が聞こえてきます。ここで勉強できるのは自分の視野を広げるのにピッタリだなと思ったのも、イギリスに進学することを決めたきっかけでした。

【イギリスの大学】留学先を決める時のポイント

僕が志望校を選択したのは高校1年の終わりのことでした。大学進学に向けて目標(大学ごとに定められたIB、A-Levelの入学基準スコアなど)を設定したりPersonal Statement(パーソナルステイトメント)などの出願準備をするためにも、志望校は早めに絞った方がいいと思います。UCAS(イギリスの大学出願機関)を使って出願する際、第5希望まで決めることができます。ここでは志望校を選択する時にするべきこと、考えるべきポイントを書きたいと思います。

大学を徹底リサーチ

大学の教育・設備やそこでどのようなキャンパスライフが送れるかは場所によって全く違うので、各大学のリサーチは慎重にする必要があります。

まず参考にしたのは世界大学ランキング

僕の場合、まずは先ほど紹介した大学ランキングを見て、どの大学に自分の勉強したい学科があるのか調べるところから始めました。Times Higher EducationやQS World University Rankingsなどの大学ランキングは総合ランキングだけではなく、専攻別などのランキングも発表されているので調べる上でとても参考になります。

大学の公式サイトを読み込む

自分の気になる大学・学科を絞り出した後はその大学のウェブサイトを見てみました。イギリスでは大学の総合案内書をprospectus(プロスペクタス)と言い、ウェブサイトで紙のバージョンを申請できる大学もあります。大学のprospectusやウェブサイトには卒業生の就職率や留学生の割合などが書かれているので、大学でどのような生活を送れるかの大体の指標にもなります。

留学イベントに参加

日本ではSI-UK(Study International UK Limited)やbeoと言ったコンサルタント会社などが主催となって留学フェアや進学セミナーが毎年行われています。実際に現地の大学の教員の方と交流できたり資料をゲットできる機会なので、効率的に活用しました。一つの大学が日本に来て(もしくはオンラインで)説明会を行うこともあります。

オープンキャンパス(Open Day)

日本の大学と同じようにイギリスの大学もオープンキャンパス(Open Day)を開催しています。実際に大学内を見学するのは、学校への理解が深まるので志望校を絞るのにとても効果的でした。大学によって開催される時期は違うので、もしオープンキャンパスに行けない場合はオンラインでバーチャルツアーができる大学もあります。その他にもソーシャルメディア(Instagramなどの大学の公式アカウント、学部やソサエティのアカウントなど)を活用して、現地の学生や卒業生の声を聞いたりするのも1つの手段です。

大学の環境が自分に合っているか考える

志望校を選ぶ場合、大学の教育内容や設備などに目が行きがちですが、その大学が自分の性格や目標に合っているのかも考えるべきポイントです。例えばイギリスに留学する際は、ロンドンの大学で勉強するか、それ以外の都市に行くかの二択に分かれますが、結果的に自分に合ってない環境で3年間勉強することになるのは辛いので、自分が納得できる選択をするべきです。世界の中心地の一つであるロンドンでの生活は都市のスピード感が速く、多文化的な環境であることも含めて刺激的な経験をすることができます。その一方で、地方都市ではOxford(オックスフォード)やCambridge(ケンブリッジ)などその地域特有のコミュニティがあります。ロンドンに比べて物価が比較的安いことも含めて、リラックスした環境で勉強できる利点があると思います。

イギリスの大学選びは「自分軸」で決めよう

最終的に僕はロンドンの大学を3校、ロンドン以外の大学を2校選択して出願しました。どちらを選ぶかは、あなたが何を大学生活に求めているか、自分に合った生活スタイル、予算などで変わってくると思います。ここはランキングなどに流されず、自分がどうしたいかを大切にしましょう。

イギリス留学には多くの魅力があり、まず自分に合った大学を選ぶことがそこで充実した経験をすることへの第一歩です。今回紹介したポイントを参考にしながら、ぜひ理想の留学先を見つけてください。

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すごく楽しいです。ハウスメートたちとは仲も良くトラブルもありません。これ以上良いハウスメートはいないんじゃないかと思うくらいです。 また、スーパーが近いというロケーションもすごく重要です。シェアハウスをすると話し合った時にスーパーから近いところにしようと決めました。夜、急にチョコチップアイスを⾷べたくなった時にすぐに買いに⾏けるんですよ。この利便性は本当に⼤事ですね。家でラグビーの試合を⾒ている時なんかは、ハーフタイムにダッシュで買いに⾏っても後半戦に間に合うんです。 食事はどうしていますか?ハウスメートと一緒に作りますか?それとも各自ですか? たまに⼀緒に作って⾷べることもあるんですが、基本的には各⾃で作りますね。⾷べたいものが全然違うので。僕はスパゲティを作ることが多いです。安くて簡単で速い、⼤学⽣に必要な三要素がそろっています。そしてビタミン不⾜には気をつけるようにしています。 マンチェスターは学生が住みやすい街 マンチェスターに2年間暮らしてみて、どうですか? とても住みやすい街だと思います。マンチェスターはシティセンターの端から端まで歩いて30分しかかからないです。⾏きたいは基本的に徒歩範囲内です。加えて、バスが24時間⾛っているのがありがたいです。 街と⼤学が⼀体になっているところも住みやすいと感じる理由です。ロンドンの⼤学だとキャンパスが街の中⼼から離れているところが多いのですが、マンチェスター⼤学はキャンパスの周りにいろいろな店や施設がそろっているので便利です。 日本の公立小学校を経てイギリスへ留学 11歳に渡英したとのことですが、どういう経緯でイギリスに来ることになったのですか? イギリスに⾏こうと思ったのは⼤きく2つの理由があります。1つは当時サッカーをしていて、海外のレベルで挑戦してみたかったからです。もう1つはハリウッド映画にすごくハマっていて、英語への憧れがあったからです。 ⼤⼈になるとアイデアが浮かんでもあれこれ考えてしまうと思うのですが、当時⼩学⽣の私は「サッカーがしたい」「英語がしゃべりたい」という2つの原動⼒だけで両親に相談したら背中を押してくれました。イギリス南東部の中⾼⼀貫のボーディングスクールに⼊学し留学⽣活が始まりました。両親は⽇本に残り、単⾝で渡英して今に⾄ります。振り返ると当時はよくやったなと思います。 最初の1年間はとにかく何をやっても⼤変でした。⾔葉が通じなくて、指⽰が理解できず何をすればいいか分からなかったです。授業にもついていけなかったです。意味が分からないことで怒られたこともありました。 高校時代の凌太朗さん 英語があまり話せなかったということで配慮してもらいましたか? 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⽇本の企業で働きたいです。 海外で勉強した学⽣は結構外資系企業に就職する⽅が多いと思います。でも私は⽇本⼈⼀⼈⼀⼈が⾃信を持ち、世界で戦うリーダーや組織の成功例を増やしていきたいからこそ、⽇本企業にこだわります。その理由は⽇本⼈の団結⼒というものはすごく強いと感じているからです。 例えばサッカーを⾒ても、ブラジルとの試合では、選⼿⼀⼈⼀⼈のレベルは圧倒的にブラジル⼈のほうが⾼いですが、最後は⽇本が勝ちます。なぜかというと団結⼒という⽇本の素晴らしさがあるからです。これはビジネスでも共通するところがあると考えています。⽇本企業で同じ⽬標に向かって団結すれば⼤きなものを⽣み出していけると思います。 https://www.manchester.ac.uk

イギリスの名門ボーディングスクール【コンコルドカレッジでの1日】

こんにちは、Kenshuです。4年前にイギリスの全寮制学校(ボーディングスクール)であるConcord College(コンコルドカレッジ)に入学し、今年の6月に卒業しました。コンコルドカレッジでの1日を振り返ってどのようなものかを共有できればなと思います! 寮生活で住民同士の交流が盛ん 僕がForm 4(中学3年生)の時にBell House という名前の寮に入っていました。この寮はほとんどのForm 3、Form 4、Form 5の男子生徒が暮らす学校内で一番大きい寮でした。Bellの中ではAからGブロックに分かれていて、自分はForm 4の時にAブロック、Form 5ではBブロックに住んでいました。各ブロックには10人ぐらいいました。 学年が上がるごとに部屋が広くなりました。部屋の中には机、ベッド、棚、クローゼットの他に洗面台も備え付けられていました。トイレとシャワーは5人で共用です。大人数が使うので朝のシャワーの時間帯になると渋滞していたのを覚えています。寝過ごした時や超渋滞していた時は朝シャワーを諦めて中休み中にシャワーを浴びていました。 雪の日の寮(Bell House) Bellには寮の先生が4人いて、交代で朝と夜の点呼や寮の管理をしていました。AからGブロックの他、Common RoomというBellに住んでいる生徒全員が使える場所があります。そこにはキッチンやゲーム(スイッチやPS4)、ソファなどがありました。授業が終わるとみんなでそこに集まって料理やゲーム(マリオカートやFIFA)をして、すごく賑わっていました。 Common Roomの横には寮の先生のオフィスがあり、何か問題などがあればすぐに助けてもらえます。毎週土曜日の夜には先生主催のパーティーがあり、アイスクリームやワッフルなどのデザートやタコスなどの料理が振る舞われました。 点呼は毎朝7時半と夜10時の2回ありました。夜10時までに寮に戻らないとStrike(注意)をもらい、それを3回もらうとDetention(罰としての居残り)を受けます。 毎日の3食はボーディングスクールの食堂で食べる コンコルドでは毎日3食が提供されます。食堂は一つしかなく、しかも学校の一番端にあるのでたどり着くまで歩いて5分ぐらいかかりました。生徒全員が長いテーブルに座り一緒に食事を取ります。定位置はありませんが、みんなほとんど毎日同じテーブルに友達と座っています。 朝食: 午前8時〜 朝ご飯は8時からで、メニューは毎日ほぼ同じです。典型的なイギリスの朝食がビュッフェ式で用意され、欲しいものをなんでも食べられます。ソーセージとベーコン、スクランブルエッグと目玉焼きはそれぞれ日替わりです。パン・オ・ショコラ、クロワッサンと食パンは毎日出てきます。4年間も通ってると本当に飽きました。他にもいろんな種類のコーンフレークがあり、加えて牛乳や豆乳、アーモンドミルクも充実しています。個人的にコンコルドの朝食はイギリスのボーディングスクールの中でもいい方だと思います。 朝ご飯のパン・オ・ショコラとクロワッサン 昼食: 午後12時〜、夕食: 5:30PM〜 昼ご飯は12時ごろで夜ご飯は午後5時半から始まります。朝食とは違って肉、魚、ベジタリアンの三つからメインディッシュを選べます。肉はポーク、ビーフ、チキン、ラム、ダックなどが日替わりで出てきました。魚は主にハドック(フィッシュ&チップスなどに使われる魚)しか出てきません。イギリス特有の文化で金曜日の昼ご飯には必ずフィッシュ&チップスが出ます。4年間のほとんど毎週フィッシュ&チップスを食べていたので日本に戻ってくるとたまに恋しくなります。 毎週金曜日に出されるフィッシュ&チップス 日曜日のブランチ 日曜日は特殊でBrunch(ブランチ)が朝ご飯と昼ご飯の代わりに、11時ぐらいからあります。BrunchではScampi(えびの揚げたやつ)やブリティッシュソーセージ、オムレツなどまさにイギリスのBrunchの定番メニューが出されました。個人的にBrunchが一番好きでした。 ブランチ イギリスのボーディングスクールの時間割り 午前8時35分: ホームルーム〜授業〜昼休み 朝の点呼を終え、朝食も済ませて8時35分にTutor(ホームルーム)が始まります。Tutorでは最近の出来事や連絡事項などを話し合います。1限目は9時に始まり、中休みと昼休みを挟み9限目、4時まで授業があります(1限35分)。 昼休みは40分しかなく、しかも食堂で長蛇の列ができるので実質食べる時間は20分しかありません。いつもめちゃくちゃ急いで食べていたのを覚えています。本当に時間がない時には全部食べ終わらないまま次の授業に出ていました。その後空腹で授業に集中できなくなり、途中で寮の部屋に帰ってお菓子などを食べていました。 A-levelの授業 Form 6からのA-levelでは4教科(物理、化学、数学、応用数学)と英語(IELTS)の授業をとっていました。一般的にA-levelでは3教科しかとらなくていいので自分は他の生徒よりも授業量が多く、Free Period(自由時間)が少ししかありませんでした。一週間のうち、1教科あたり8授業分あり、英語は4授業分ありました。 授業後の課外活動〜就寝まで 4時に授業が終わるとTwilight という自由時間があります。Twilightではスポーツやクラブ活動、補習などいろいろなことが行われます。僕はほとんどの場合寮に帰って昼寝をするか、テスト期間だったら勉強をしていました。たまにバレーボールやサッカーの練習があり参加していました。他の生徒たちは音楽室を借りてバイオリンやピアノの練習などをしていたり、ランニングなどに行っていたりしていました。 さすがに飽きた夕食メニュー 5時半からはSupper(夜ご飯)の時間になり食堂に行きます。1年目から3年目まで同じようなメニューを食堂で食べていたので4年目になるとさすがに飽きるので出前を頼むようになりました。しかし配達料金が8ポンド(約1520円)※だったのを見てすごく驚きました。日本では200円から500円のところイギリスでは3倍以上かかるのでショックを受けました。食べ物自体も結構な値段をするので週に数回しか頼みませんでした。 ※1ポンド=190円で換算 午後6時30分: Prep Time(自習時間) 夜ご飯が終わると、6時半から8時10分(100分間)までPrep Timeという時間があります。これは生徒全員が各教室に集まり、自習をする時間です。Prep Timeでは宿題をやったり土曜日のテストに向けて復習したりします。僕は通常月曜日と火曜日は宿題や他の課題をやり、水曜日、木曜日、金曜日はテスト対策をしていました。Prep Time中は先生たちが見回りに来るのでサボったりゲームをしたりしているとDetentionをもらいます。 Prep Timeのあとは夜の自由時間 Prep Timeが終わったら夜の自由時間に入ります。この時間では基本的にクラブ活動があまり行われず、まさに生徒たちの「真の自由時間」と言えます。 この時間は体育館が開かれているので希望者はバドミントンやバスケットボール、バレーボールなどを行うことができます。例えば月曜日はバスケットボール、火曜日はバレーボール、水曜日はフットサルみたいなスケジュールでした。コンコルドには体育館が二つあり、一つはバドミントン専用、もう一つは他のスポーツ用に分かれていました。バドミントンだけが一つのコートを独占できるのは、コンコルドのバドミントンチームがすごく強いからです。スポーツ終了後、10時までに寮に帰らなければいけませんでした。 午後11時: 就寝 10時以降は勉強したり友達と遊んだりしていました。11時になるとWi-Fiが切れます。加えてコンコルドはすごく田舎なところにあるので自分のモバイルデータ通信を使おうとしても電波が悪く、ユーチューブやインスタグラムなどインターネットを使うアクティビティが封じられました。そのためほぼ半強制的に11時に寝させられていました。ただ4年目のテスト期間中などは1時まで勉強することもありました。 土曜日午前9時〜11時: 毎週行われるSaturday Test Saturday Testとは毎週土曜日のテストのことです。テストは9時に始まり、11時ぐらいに終わります。各教科40分のテストが毎週2か3教科あります。テストの成績は次の週の月曜日か火曜日に返されます。Saturday Testの結果はEnd of Term Reportにも記載されるので毎週必死に復習していたのを覚えています。 End of Term Reportというのは毎学期の終わりに親に送られる通知表的なもの(レポート)です。このレポートでは各教科の先生からのコメント、全てのSaturday Testの平均点、End of Term Testの成績とEffort Grade(学習態度やクラスでの貢献度などの総合評価)が書かれます。このレポートは親に届くのでみんな親に怒られないよう(中にはあんまり気にしてない生徒もいました)に必死に勉強していました。 ボーディングスクールで大事なEnd of Term Test(期末テスト) Saturday Testの他にEnd of Term Test(期末テスト)が年3回あります。このテストはSaturday Testよりも重要で、生徒全員のストレスの源です。 End of Term Testは科目と学年によりテスト数が異なります。 End of Term Testの時間割 息抜きの時間:Saturday Town Trip 毎週土曜日に学校から無料でShrewsbury(シュルーズベリー)という街行きのバスが出ています。Shrewsburyはコンコルドから一番近い町で、どちらもShropshire(シュロップシャー)郡にあり、Shrewsburyが郡庁所在地です。そこまでバスで20から30分かかります。 バスはSaturday Testの後に3台出ていて、毎週結構な人数が乗ってShrewsburyに行きます。そこで昼ご飯を食べたり、買い物をしたり、髪を切ったりしていました。僕はよくThe Beefy BoysやHickory’s Smokehouseなどのレストランに行っていました。 帰りのバスは4時半にShrewsburyから学校に帰るので4時間ぐらいしか街にいられませんでした。 最後の2年間(Form 6.1、6.2)になると水曜日にもShrewsburyに出られるようになりました。 Shrewsburyの街の様子 特に何もすることがない日曜日 日曜日は基本的に何もすることがなく、僕は昼にサッカーチームの練習、夜はバレーボールチームの練習をしていました。日曜日にはよく友達とかとピザの出前を頼み一緒に食べていました。 最後に 以上がコンコルドでの1日でした。「ボーディングスクールってどんなところ?」とて気になっている人にとって、この1日の流れが少しでもイメージの助けになればうれしいです。イギリスでの留学生活に進む一歩のきっかけになれたらいいなと思います。 https://passport-to.com/articles/18/

UCL現役生が解説!ファウンデーションコースの授業・寮生活・学部進学

こんにちは!University College London(UCL)のファウンデーションコースを卒業し、現在学部課程3年のAyatoです!ファウンデーションコースでは、理系コース(UPCSE)で、物理と数学を履修していました。 この記事では、UCLのファウンデーションコースについて、ホームページだけでは得られないような情報を盛りだくさんにしています。 内容は項目ごとに分けていますので、興味のある部分を読んでください。なお、どの項目を読む場合でも、以下の免責事項は必ず読んでください。 免責事項 この記事は、私がファウンデーションコースに進学した年の経験をもとに書いたものです。制度や内容は毎年変わるので、最新の情報は必ず大学の公式ホームページや担当の方に確認するようにしてください。 また、ここで書いていることはあくまで個人の体験であり、記憶違いや解釈の誤りが含まれている可能性もあります。実際に判断をされる際は、どうぞ参考程度にとどめていただければと思います。 この記事を通じて、これから留学を考えている方が少しでも海外留学/ファウンデーションコースのイメージをつかめれば嬉しいです。 イギリスのファウンデーションコースの前提 イギリスのファウンデーションコースは、イギリスの大学に直接出願する資格(A-levelやIBなど)を有さない人が、入学資格を得るために通うものです。Preparatory schoolとも呼ばれますが、予備校との違いは資格を得られるか否かです。 Student CentreとMain Libraryの間にあるJapanese Garden 期間は1年間であり、UCLのそれは要求の高いコースです。英国のファウンデーションコースとしては最も評価が高いので、競争率は10倍ほどあります。 また、合格した場合は、2週間という短期間で支払いを完了しなければならない可能性がある(自分の時はそうでした)ので、まとまった現金を用意しておいた方が良いです。今はどうなのかわからないので、気になる場合は学校の担当者に確認することをお勧めします。 UCLファウンデーションコースの授業 英語、数学と物理 英語はAcademic Englishの授業がありました。ReadingとWritingがセットで、ListeningとSpeakingがセットになっていました。 Academic Englishの特徴はとてもインタラクティブなことです。自分で研究をしていくのに必要な実力を磨くことができます。 時間割は物理や数学などの選択科目を含めるとかなりいっぱいになっていたと記憶しています。物理は実験があるので、午後がまるまる実験というのもしばしばです。 数学は日本の高校数学を再び英語でやるイメージです。内容を知っているとはいえ、英語で勉強するのは初めてだと思うので、英語力を伸ばすという観点でやると良いと思います。新たな内容を学ぶことはあまりないですが、理解を言語化するという経験は高校数学で必ずしもやっていることではないと思うので、考え方を養うのに良いという人もいるかもしれません。 物理について一言で言えば、最高でした。どの科目の先生も熱心だと思いますが、物理の先生は特に刺激物理について一言で言えば、最高でした。どの科目の先生も熱心だと思いますが、物理の先生は特に刺激が多かったです。今でも時々会うことがあるほどの仲になれました。 教養科目 理系のファウンデーションコースには「社会と科学」という科目がありました。今はないかもしれないです。この科目は、サイエンスと社会がどのように関わっているのかを学ぶものです。大変勉強になる教養科目であると同時に、Academic Englishやプレゼンテーションを学ぶ機会にもなり、とてもよかったです。 成績評価方法 成績は試験、プレゼンテーション、エッセイなどのさまざまな観点で評価されます。強みを伸ばしながら改善できるところがある時はチャンスだと捉えてバランスよく勉強すると良いと思います。 学部と比較するクラスの規模感 これはファウンデーションコースの特徴だと思うのですが、先生や学生ととても仲良くなれる環境があります。1クラスが10人程度と小規模で、友達を作りやすいです。 学部に上がってからはクラスが2~300人と大幅に増えます。そのためどちらかと言うとサークル(イギリスではSocietyと呼びます)に参加してそこで友達を作ったり、フラットメイトと仲良くなって友達になる人が多いです。私自身も、一緒に住んだ人とは互いに尊敬と信頼のある関係性を築くことができたと思います。 寮生活 Garden Hallsという寮で暮らしていました。おそらくロンドンにある大学寮の中でものすごく良いところに入れたと思います。ロケーションが最高なので、家賃もそれなりにしますが、良い場所には良い人が集まるのが世の摂理です。良き友と多く会うことができました。 UCLのGarden Hallsという寮の部屋 UCLの学習環境 多様性に富んだ仲間 UCLに在籍するhome students(現地学生)、international students(他国から来た留学生)、またexchange students(東京大学などから来た交換留学生)など、実に多様性に富んだ人々と仲間になれることはイギリスに来ることの財産だと思います。 私は幸い友人に恵まれ、多くの人と巡り会えました。しかし、いざ一人で暮らして友達を作ろうとすると難しいと感じたこともあるので、人が多くいるところに身をおくことは重要だと思います。 あとは、積極的に社交的な場に顔を出すだけでも違うので、自信がなくてもどんどん飛び込んでいったら良いと思います。 英語で苦労した側面は多くあります。ただ、英語はプロセスなので、継続的に諦めることなくやっていれば、確実に伸びていくものだと信じられるようになります。 18種類あるUCLの図書館 図書館でほとんどの時間を過ごすことになると思います。UCLの図書館は18種類あって非常にバラエティに富んでおり、好みが分かれるところだと思います。個人的に好きなのは、Main Library、Science Library、Student Centreです。このあたりを使い倒しました。 UCLのScience Libraryhttps://www.ucl.ac.uk/library/news/2017/feb/science-library-ground-floor-refurbishment-complete UCL Student CentreのGroup Roomhttps://www.librarybuildings.eu/library/ucl-student-centre/ ただ、勉強で盛り上がっていても、夜はできるだけ寝るようにしましょう。夜更かしして勉強するのは体力的に可能かもしれませんが、持続可能ではないです。決まった時間に起きることは守るようにして、それがつらくならない程度であれば夜更かしをしても良いと思います。 ちなみに、イギリスだと18歳から飲酒・喫煙が法律上許されていますが、私は健康が心配だったので喫煙は今まで一度もしていませんし、飲酒もファウンデーションコースではしていなかったと思います。飲んでいる人もいましたが、忙しいのでそもそもそのような時間を見つけることが難しいのではないでしょうか。 時期ごとのやることの流れ 新しい環境に来たら、最初の課題は「生活に慣れること」です。 一人暮らしが初めてなら、生活用品を買い足したり、ご飯をどうするか考えたり、やることは山ほどあります。最初は圧倒されるかもしれませんが、ひとつひとつ落ち着いて取り組めば大丈夫です。焦らずに、自信を持って対応しましょう。 生活が落ち着いてきたら、いよいよ本格的に学業や進路に専念しましょう。学部への出願は意外とすぐやってきます。Personal statement(パーソナルステートメント)を書き直して、Personal tutorにチェックしてもらうのが大事です。予想成績を良くすることが出願や進路に大きく影響しますので、早めに手を打ちましょう。 https://jp.education-moi.com/article-61-personal-statement 次のステップは「人とのつながり」です。友達作りは簡単ではないかもしれませんが、それ自体が英語学習のモチベーションにつながります。実際、話せる人ができるかどうかは経験や英語力に左右される部分も大きいです。 私の持論としては、多少無鉄砲でも「興味を持って関わる姿勢」が大切だと思います。振り返れば、当時の自分は右も左もわからず暗中模索していましたが、それでも一歩踏み出すことで道が拓けていきました。とか言っていますが、不安ですよね。 そんな時は、一度忘れて日本人と話したり、好きなことをして気分転換をしましょう!素晴らしいところにいるのに悩んでばかりいるなんて、時間が勿体無いと思いませんか?考えることも大事だと思いますが、一旦それから離れてみることも大事です! 成績は3学期に決まることが多いですが、2学期にもプロジェクトなどがあり、それなりに忙しいはずです。「暇だ」と感じることは少ないですが、もし時間に余裕ができたら、自分を伸ばす活動やそこでしかできないこと時間を使った方が良いです。 UCLファウンデーションコースから学部への進学 ファウンデーションコースから学部への進学は大学が全面的にサポートしてくれます。システム上UCASで出願する必要がありますが、大学が推薦してくれるので、合格率は高いです。具体的な実績はホームページで確認できると思いますので、そちらを参照してください。 https://www.ucl.ac.uk/languages-international-education/preparation-courses/upc-foundation/previous-students 注意点1: 予想成績 気をつけるべきことは2つあります(特にUCLの学部に出願する場合)。1つ目は予想成績についてです。 1学期の終わりに予想成績というものが出されます。これは、1学期の様子を見て、3学期の終わりにはこれくらいいくだろうという希望的観測です。これが出願する学部の要求を満たせば、出願できます。逆に満たさなければ、実際に3学期で満たす成績をとっても関係なかったと思います。ですから、1学期の成績をしっかりとるということが重要です。また、その予想成績は実際に達成する必要があったと思います。 注意点2: 進学できる学部 2つ目は、保証されている学部とそうでないものがあることです。保証されているものは、予想成績が要件を達成すれば、自動的に進学できますが、保証がない場合は最終成績が出るまで合否がわかりません。 UCLのファウンデーションコースからはUCLの2つの学部に出せるので、(少なくとも私の時は)どうしてもUCLに進学したい場合は保証されているものを1つ選ぶのも手なのかもしれません。なお、UCASで出願できる大学(学部)の数は最大で5つです。 英語についても要件が課されることが多いので、十分に注意してください。学部学科ごとに異なります。 ファウンデーションコースを修了した学生はUCLやラッセルグループ※の大学に行くなど、さまざまな大学への出願ができます。 ※ラッセルグループとは、イギリスの24のトップ研究型大学で構成される連盟で、優れた研究と教育を提供しています。1994年に設立され、世界トップ10のオックスフォード大学、ケンブリッジ大学、インペリアルカレッジロンドン、UCLなどが加盟しています。  Oxbridge(オックスブリッジ)と併称されるUniversity of Oxford(オックスフォード大学)、University of Cambridge(ケンブリッジ大学)に進学したい場合は、出願プロセスが異なります。入学前に厳しい要件をクリアする必要があります。UCLの場合、ファウンデーションコースで履修した分野と異なるコースに進学できるなどの融通が効くことがありますが、他大学が関連するような出願では要件が緩和されることはないので、事前チェックが重要です。 また、London School of Economics and Political Science(LSE)やImperial College London(インペリアルカレッジロンドン)への出願も可能です。これは、ファウンデーションコースの成績と個別試験の結果が要件を満たしていれば、受験することが可能です。UCLへの出願にネガティブに響くことはないので、こちらの2つに関してはチャレンジしても損はないでしょう。 学部に進学する時の入試 現在の入試は私の時の入試と大幅に変わっているようです。したがって試験内容をご自身でチェックすることが望ましいです。おそらく書類選考、筆記試験、面接のセットはあると思いますが、内容は変わっているので、対策の方法論にだけ簡単に触れます。 基本的には、標準的な教科書を使って勉強をしていれば良いと思います。入試に関する情報や過去問を分析することも重要です。面接対策は対話を通して学ぶ姿勢が重要だと思いますので、できるだけ多くの人に練習に付き合ってもらうようにしましょう! 実際に志望校(学部)に通っている学生に直接質問して最新の情報を得ることが重要だと思います。 UCLに留学する他の方法: 交換留学 UCLの入試に関しては、かなり競争が激しいことは事実ですが、ファウンデーションから学部に上がることは非現実的ではないです。それよりかは、経済的な基盤を持つことが難しいです。奨学金を得てUCLに行くのは極めて競争が激しいです。日本のトップレベルの大学に入れる学力は当たり前で、多方面での活躍や総合的な人間力など、ずば抜けた優秀さが必要です。 Tower Bridge(タワーブリッジ) ― ロンドン生活の風景 しかし、先ほど少し触れましたが、日本の大学に通いながら英国の大学に留学することも可能です。東京大学や京都大学に進学し、3年次をUCLで過ごすこともできます。 圧倒的なメリットは在籍している日本の大学にだけ学費支払えば良いので、費用は10分の1以下で済みます。東京大学や京都大学以外の大学からUCLに来ている人を見たことがないです。狙うなら必ず志望している日本の大学がUCLと提携していることを確認しましょう。 また、東大生の話を聞いていると、選考や要件もそれなりに厳しいので、大学に入学してから弛まぬ努力をすることは絶対条件だということが窺えます。必ず進学できるわけではないので、注意が必要ですが、挑戦をするという観点では素晴らしい選択だと思います。 交換留学をすると、単位の振替を行うことはできないことが多いようです。つまり留学している1年間は単位を取得しない扱いになり、追加で1年間、全部で5年間通うことになるので、その点は注意が必要です。でも、その1年は決して無駄にはならないと思います。ストレートな学歴でないことを気にされる方が多いのも事実ですが、UCLはそれを上回る素晴らしい経験を提供するポテンシャルがあると思います。また、約半年間の学期留学なら比較的難易度は低いかもしれません。 https://passport-to.com/interviews/15/ 最後に 振り返ってみると、UCLのファウンデーションコースは決して楽ではなく、むしろ常にプレッシャーのある1年でした。予想成績や出願準備に追われ、生活のリズムを整えるだけでも大変でしたが、その分、努力が形になった時の喜びは大きかったです。特に印象的だったのは、多様なバックグラウンドを持つ友人や先生と出会い、互いに刺激し合える環境に身を置けたことです。英語力や学問的な基礎を鍛えるだけでなく、良い人間関係を築けたと思います。挑戦することのデメリットはないので迷っている方には、ぜひ挑戦してみてほしいと心から思います。迷っていても、とりあえずオファーが来てから考えれば良いと思います。それでは、good luck! https://jp.education-moi.com/article-51-ucl

イギリス大学留学Pre-Departure Event 2025@東京 #1

イギリスの大学留学を始める学生向けに8月23日にPre-Departure Event 2025が開催されました。このイベントは東京都内で行われ、4つの大学のJapanese Societyによる合同開催で、Moi Educationがスポンサーしました。 イベント当日の様子はこちらの動画からご覧いただけます! https://www.youtube.com/watch?v=pGcj4TY1IrA 参加したイギリスの4大学 Pre-Departure Eventのポスター 今回のイベントは4つの大学のJapanese Societyが主催しました。 Imperial College London(インペリアルカレッジロンドン)→インスタアカウント London School of Economics and Political Science(LSE)→インスタアカウント University of Cambridge(ケンブリッジ大学)→インスタアカウント University of Oxford(オックスフォード大学)→インスタアカウント その他にも、University College London(UCL)のコミッティーも参加しました。King's College London(キングスカレッジロンドン)からの参加者もいました。 Pre-Departure Eventに参加した新入生とJapanese Societyのコミッティーたちの集合写真 イベント開始 15時の受付開始と同時に参加者が続々と入場しました。参加者は9月から新しくイギリスの大学や大学院に進学する学生です。そのうちLSE進学者が12人と一番多く、その次にインペリアルの4人などで、コミッティーを含めると約40人でにぎわっていました。 新入生のバックグランドは十人十色で、今回の大学進学を機に初めてイギリスに行くという人から、中学や高校からイギリスのボーディングスクールに通い、そのままイギリスの大学に進学したという学生までいました。また、小さい頃から海外で暮らし、今までいくつもの国を転々としてきたという学生もいて、経歴はさまざまでした。 イベント開始前に参加者同士が歓談している様子 会場に入ったあとは近くにいる人と歓談したり、進学する予定の大学の先輩と情報交換したりしていました。 第一部: イギリスの大学生によるプレゼンテーション イベントは15時半にスタートしました。第一部ではJapanese Societyのcommittee(コミッティー)によるプレゼンテーションが行われました。来場者は会場の前方に集まり、コミッティーたちがスライドを用いた説明を熱心に耳を傾けました。 Japanese Societyのコミッティーによるプレゼンテーション まずはコミッティーの自己紹介から始まりました。主催した4つの大学以外にもUniversity College London(UCL)のJapanese Societyのコミッティーが登場しました。在籍大学とコース、趣味やJapanese Societyでの役割について紹介されました。 その後、イベントのスポンサーであるMoi Educationの代表、Makiさんの挨拶が行われました。Moi Educationが行っている留学・オンライン指導事業及び本メディア「PASSPORT」について、5月のイギリス訪問記録動画を視聴しながら説明されました。 https://youtu.be/sVUX9zAo1uE その一環で、動画撮影でドローンを使用しているとの説明があり、後ろから実際に使っているドローンが飛んできました。ドローンパイロットの小林佑誠さんが操縦し、来場者の頭上を数周回りました。最後はMakiさんの手のひらに着地する演出がありました。 目の前に飛んでいるドローンを見る来場者 その後、学生生活にまつわることをコミッティーたちの体験談や失敗談を基に紹介されました。授業の説明では、コミッティーたちの実際の時間割が表示され、それを基に忙しさや課題攻略法などが伝授されました。学部や専攻によって異なるため、コミッティー全員がそれぞれの時間割について話しました。 生活面では、入学した最初の1週間の予定や入寮の手続きが紹介されました。それからロンドンや近郊にある日本料理が食べられる飲食店、あるいは日本の食材が手に入る店が紹介されました。また、大学で参加できるソサエティ(サークル)やボランティア活動について説明され、各大学のJapanese Societyの活動内容も紹介されました。 学生生活に関わるさまざまなテーマのプレゼンテーションをするコミッティーたち その後、一部の大学では入学したと同時に就職を意識するような活動を行う学生が多いがあるとの説明がありました。あるコミッティーは「入学したあと、初めて会う人たちとはインスタ交換ではなく、最初にLinkedIn(リンクドイン)のアカウントを聞かれた」と実体験を語りました。 最後はイギリス出発に向けての準備や持ち物などについてアドバイスがありました。 第二部: 大学ごとのフリートーク時間 プレゼンテーション終了後、第二部の自由会話時間に入りました。参加者は大学ごとに分かれ、大学生活について気になることを先輩に質問したり、授業などの情報を入手したりしていました。 大学ごとに集まり、在学生と情報交換する参加者 その後は大学を区別せず、参加者は近くにいる人と情報交換したり、同じ大学に進学する人や異なる大学に進学する人と交流を深めました。イベント自体は18時終了ですが、時間になっても話したいことが尽きることなく、その後は希望者で夕食を食べに行きました。 新入生インタビューとイベントの舞台裏 参加した新入生はどのような気持ちで留学に臨んでいるのか、またイベントを開催するにあたりどのような準備が行われたのか。新入生インタビューとコミッティーが行った準備を次回以降の記事でたっぷりお届けしますのでそちらもご覧ください! https://passport-to.com/articles/37/ https://passport-to.com/articles/38/

インペリアル合格者が教えるPersonal Statementの書き方 | イギリス大学進学

こんにちは、インペリアルカレッジロンドン1年のKenshuです!今回はイギリスの大学に応募するために必要なPersonal Statement(PS)について話していこうと思います。僕も最初はPSってなに?何をしたらいいの?ってすごく迷ったのでこの記事が参考になれば嬉しいです。 https://passport-to.com/articles/27/ イギリスの大学に出願する時はUCASを使って各大学に応募します。大学によって出願書類の一つにPSという志望書みたいなエッセイがあります。今回はPSで書く内容とコツなどを共有していこうと思います。 Personal Statementとは? Personal Statementはなぜ自分が選んだ専攻をやりたいかや自分の特技、経験を大学側にアピールするエッセイです。4000文字以内という制限があるため内容の選択と構成がとても重要になってきます。 また、僕が出願したときまでは自由形式でしたが、2025年の出願からは3つの質問形式になりました。それぞれの質問に360文字以上で回答する必要があります。全体で4000文字以内にする点は変わらないです。 質問は以下の3つです。 Question 1: Why do you want to study this course or subject? Question 2: How have your qualifications and studies helped you to prepare for this course or subject? Question 3: What else have you done to prepare outside of education, and why are these experiences useful? 📢こちらの記事と動画にもパーソナルステートメントの形式や書く内容について詳しく解説しています↓ https://youtu.be/llu2jjukrWk PSでなにを書けばいいの? PSは色々な書き方があります。ここでは僕が書いたことや僕がやっておいてよかったことなどを紹介するので絶対にこれをやってください!というわけではないです。参考程度にしていただけたら嬉しいです。 PSでは一般的に以下のようなことを書きます。 ・その専攻を選んだきっかけ・Extra Curricular(課外活動) 場合によっては将来の目標や大学で学びたいことを最後に少し触れると、志望理由からゴールまでの筋の通った流れができ、全体に一貫性が出ます。 内容1: その専攻を選んだきっかけ PSでは自分がどれほどのその専攻に対する熱意があるのかを大学側に示すチャンスです。なぜ興味を持ったのか、なぜ学びたいのかを書きます。例えば小さい頃の経験や疑問、自分が読んだ本、見た映画やニュース、家族の影響など色々なきっかけがあると思います。 僕はChemical Engineering(CE/化学工学)に応募したので最初のパラグラフでは小さい頃からあった水道水などのWater Treatment(水処理)に関する疑問、最近読んだCEの本の中のQuoteを切り抜き、これらのことでCEに惹かれたなどを書きました。 専攻を選んだきっかけを書くときのポイントとしては、その専攻と自分の関わりをできるだけ具体的にして、それがどう学びたい学問に繋がっているかを書くことです。僕は、小さい頃からの疑問から始まり、本を読み、インターンをやり、その過程で自分が選んだ専攻をやりたいと思ったなどと関連性を持って書くことです。(色々な書き方があるので参考程度に) 内容2: Extra Curricular(課外活動) 一口に課外活動と言っても色々なことがあり、主に、 インターンシップ 自由研究 ボランティア コンペティション 学校内での委員会やクラブ などが書けます。これらについて、一つずつ説明していきます。 課外活動はなんでもいいからとりあえずやるのではなく、自分の専攻に関することや、リーダーシップやチームワークが示せることをやると一番いいです。 また、活動を書くだけではなくそこから得た学びを書くことがポイントです。 1. インターンシップ PSに書く内容のうち、インターンシップは高く評価されます。やりたい分野の企業や大学の研究室などでのインターン経験は自分がいかにその分野に熱心なのか、説得力を持って伝えられます。 僕はForm 6とForm 7の間の夏休み中にインターンを2つやりました。 1つ目は日本の城西大学の理学部と薬学部の研究室インターンです。ここでは実際に城西大学の研究室に行き、テーマに沿って研究を進めて、最後にプレゼンテーションをするという内容でした。 インターンシップの内容 2つ目は実際にCEをメインとする企業にインターンとして工場訪問やChemical Engineersが実際にやっている仕事などをやりました。 これら2つのインターンに関する内容が僕のPSの大半を占めていました。インターンでは知識を実際にどう活かせるのかを経験するため、現場を理解している学生であるという印象を大学側に与えられます。 2. 自由研究 A-LevelのカリキュラムではEPQ(Extended Project Qualification)という科目があります。これは正式な科目ではなくA-Levelの半分のQualificationがもらえます。そのためA-Levelを3教科とEPQを取っている人が多いです。(学校によってはEPQを取っていない場合もあります) EPQで自分のやりたい研究(リサーチ)ができ、文系だと例えば論文を書き、理系だと実際に実験などをやり最後にレポートを書きます。 また、研究テーマが志望理由と結びついていると専攻への関心の深さを示すことができます。EPQでなくてでも自発的に研究をすることも書けます。 3. ボランティア ボランティアやNPO活動などもPSに書ける内容です。これらのことをリーダーシップやチームワークに結びつけてアピールすることができます。僕は日本で留学を広めるNPOで活動をしました。専攻と直接関係がなくても人と協力することや社会に貢献することが重要です。  4. コンペティション 各種試合や大会の受賞歴はPSにおいて強いアピールポイントになります。必ずしも大規模な全国大会でなくても問題ないです。学校内や地域レベルのコンテストでも、自分の専攻や興味と関連づけて書けば十分に価値があります。 例えば理系ならサイエンスフェアや数学コンテスト、文系ならエッセイコンテストやディベート大会などが挙げられます。重要なのは「なぜその経験が自分にとって意味があったのか」「そこからどんな学びを得たのか」を説明することです。僕はSMC(Senior Mathematics Challenge)やBPhO(British Physics Olympiad)などに参加しました。 5. 学校内での委員会やクラブ活動 学校内での活動も非常に効果的です。特にリーダーシップやチームワークなどを必要とする立場であれば、大学側は高く評価します。例えばPrefect(生徒会)、House Captain※などの役割は責任感を示せますし、部活やクラブ活動でのキャプテンやメンバーとしての経験も強調できます。 僕の場合はHouse Captainを務めた経験があり、それを通じて培ったリーダーシップ・問題解決力・他の生徒をまとめる力についてPSに書きました。 ※イギリスの学校には生徒をいくつかのグループに分けるHouse System(ハウス制度)があり、House CaptainはそのHouseのリーダーです。Houseはイメージでいうとハリーポッターシリーズに出てくるグリフィンドールやスリザリンのような集まりです。 最後に Personal Statement は自分自身を大学側にアピールする大事な機会です。しっかり準備をして、自己分析をすることで心惹かれるエッセイを作ることができます。僕自身何回も書き直しを重ね、自分の思いを伝えることができたと思っています。この記事が少しでも皆さんの参考になり、Personal Statementの作成に役立つことを願っています。 https://www.ucas.com/applying/applying-to-university/writing-your-personal-statement/the-new-personal-statement-for-2026-entry

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イギリスのNHS利用 | 留学生が知っておきたい医療サービス

イギリスの病院に行くとき、多くの人はNHS(エヌ・エイチ・エス National Health Service)という公共の医療制度を利用しています。留学生もビザ申請時に健康保険付加料(IHS)を支払えば、NHS提携の公立病院を受診できます。ですが、NHSをうまく活用するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があるんです。 この記事では、留学前に知っておきたいNHSの基本的な使い方や、ビザ申請時に支払うIHSについて、さらに病院やGP(かかりつけ医 General Practitioner)の違い、実際に病気になったときの流れまでわかりやすく解説します。 Haruna これまでに何度もイギリスの病院を利用している現地在住者が解説します!どんな流れで医療サービスが受けられるのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。 イギリスのNHSって何?医療制度の基本 はじめに、イギリスの公的医療制度「NHS」の仕組みや利用方法についてわかりやすく解説します。 NHS(National Health Service)の概要 1948年にスタートしたイギリスのNHS(National Health Service)は公的な医療制度です。特徴は、多くの医療サービスが無料だったり、もしくは低料金で受けられること。留学生ももちろん対象。ビザ申請時にIHS(健康保険付加料)を支払うことで、NHSのサービスを使えます。 一部は自己負担になる場合もありますが、一般診療、救急医療、入院治療、妊産婦ケアなど幅広いサービスが無料です。 IHS(Immigration Health Surcharge)について イギリスに6か月以上滞在する留学生は、ビザ申請時に「IHS(Immigration Health Surcharge)」を支払っておくことで、ビザの開始日からNHSの医療をイギリス住民と同じように利用できるようになります。料金はビザの有効期間によります。 ビザの期間ごとのIHS料金 ビザの期間料金 ポンド/円6か月以下なし(申請がイギリス国内の場合は£388 / 約73,720円必要)6か月超〜1年未満£776 / 約147,440円 (1年分)1年£776 / 約147,440円1年超〜1年6か月以下£1,164 / 約221,160円 (1年半分)1年6か月超〜2年未満£1,552 / 約294,880円 (2年間分)2年£1,552 / 約294,880円 参考 https://www.gov.uk/healthcare-immigration-application/how-much-pay ※上記の内容は2025年5月時点での料金と為替レート(1ポンド=190円)です。IHS支払い時には最新の情報を必ずご確認ください。 オンライン上でビザ申請時にコースの開始日と終了日を入力し、デビットカードかクレジットカードで支払います。もしも支払いを忘れたり、金額が足りていないと UK Visas and Immigration(UKVI)からメールで知らされます。指定期間内に全額を支払わない場合はビザの申請が却下されてしまいます。 病院とかかりつけ医の違い(Hospital と GP) 日本では、自分の症状をベースに専門医を選んで直接病院に行くことが多いですよね。しかし、イギリスではまずかかりつけ医であるGP(General Practitioner)を訪問し、そこから病院(Hospital)の専門医を紹介してもらう流れです。 病院の外来は基本的に紹介制で、専門的な検査や手術、入院治療が必要な場合に利用します。救急(Accident and Emergency)でなければ、基本的にはGP→病院の流れが一般的です。 GPで相談できること GPは地域の診療所、かつ最初に相談する窓口で、必要に応じて病院や専門医を紹介してくれます。風邪や体調不良、慢性的な症状など病気や健康全般について相談でき、処方箋も出してくれます。 GPで診てもらい検査に進む場合は、その結果が出てから精密検査や追加診療で専門医のいる病院に紹介されるケースが多いです。診察は対面のときもあれば、GPに行かずに電話で遠隔診療する場合もあります。 閑静な住宅地にひっそりとたたずむGP 渡英後はまず「GP登録」から始めよう イギリスに到着したら、なるべく早めに「GP(かかりつけ医)」への登録をしましょう。登録のタイミングや方法をここからお伝えします。 登録のタイミングと方法 GPの登録方法は、直接GPに行くかオンラインのどちらかです。大学によってはキャンパスに近いGPを紹介しているので、スタッフに尋ねてみましょう。 GPの登録方法 ①GPを探す NHSの公式サイト「Find a GP(GPを探す)」から、新規登録者を受け入れているか、受付時間、利用者の口コミを確認できます。自宅から近く便利なGPに登録する人が多い傾向にあります。 ②登録フォームに入力/記入する 登録フォームは、各GPのウェブサイト、NHSアプリから入手できます。GPで渡される用紙も可能です。 【登録に必要な情報】 氏名 住所 生年月日 学生ビザ証明の共有コード(Share Code) 連絡先(緊急連絡先も含む) 現在の健康状態・病歴 アレルギーの有無 服用中の薬 など 身分証明や住所証明についてはGPによります。地域内の住民のみを受け入れているGPへの登録には、住所証明を用意した方が無難です。また、なかには新規の登録者を受け入れていないGPも。 もしも、留学中に住所が変わる場合はGPへ報告しましょう。NHSの予約に関することや検査結果などが郵便で送られてくることがあります。引っ越し先が登録中のGPの地域外でも、新居に近い新しいGPに移ることができます。 GPの予約方法・診察の流れ 診察は予約制です。コロナのパンデミックを経て、多くのGPでは感染拡大を避けるために、予約をしてからGPへ来てもらう形を取っています。予約方法は、電話、もしくはオンラインです。電話予約はすぐにつながらず、かなり待たされる場合も。オンライン予約を実施しているGPでは、NHSアプリや各GPの予約サイトからリクエストできます。 私が登録しているGPの場合は、GPの予約システムからメッセージ形式で問い合わせをし、少し待ったあとにメッセージや電話で返信があります。問い合わせ内容によっては、看護師や医師と遠隔で会話し、そこで診察が終わる場合もあります。もしくは対面での予約日を決めていきます。 オンラインのいいところは、問い合わせ内容を細かくテキストで伝えられるところです。電話での会話では医療専門用語がすぐに出てこず、詳細をすべて伝えきれないことも。オンラインで履歴を確認できるため、あとで詳細を振り返るのにとても便利です。近年どんどんオンライン化が進み、以前よりサービスの手軽さが上がったと感じています。 夜間や土曜日に予約が取れることもあり、大学のスケジュールに合わせて利用できるのは留学生にとってもうれしいですね。 実際に病気になったら?病院の使い方ステップ 実際に体調を崩したとき、どうすればいいのか不安に感じる方も多いかもしれません。ここでは、症状が出てから病院で診てもらうまでの流れや、緊急時の対応まで、具体的なステップをわかりやすく解説します。いざというときの参考にしてくださいね。 【NHS利用】症状が出てから病院へ行くまで ここでは、GPや病院などNHSを利用するフローの例をご紹介します。長年NHSを利用しているなかで遭遇した、よくあるパターンをシェアさせていただきますね。 NHS利用の流れ 問い合わせ(電話、オンライン) 問診(GP、電話、ビデオ通話) 必要に応じて診察や血液検査や尿検査などの実施(処方箋のみの場合もあり) 検査結果を聞く(GPか電話の場合が多い) 治療が必要な場合は処方箋をもらう or 病院紹介 【病院紹介の場合】 病院での診察予約に関する手紙が届く(病院が指定する予約日時の記載あり) 指定された予約内容を変更したい場合は病院に電話 予約日時の希望を伝え、確定 病院で診察・検査 GPで結果を聞く(病院の検査結果がGPに送られる場合) ※追加で検査を実施する場合は医師から連絡があり、新しい予約日時を相談する流れになります。 病院はGPと違って、多くの専門科が揃っており規模が大きいです。施設が広いため、初めて訪れる場合は指定の場所を見つけるのが難しいことも。予約時間の前に早めに到着しておきましょう。 病院の内部 NHS 111の使い方 NHS 111は、電話やオンラインですぐにGPにつながらない場合や、GPの診療時間外でも相談したいときに利用できる便利なサービスです。まずは電話かオンラインで問い合わせることで、どういったアクションを踏めばいいかをアドバイスしてくれます。相談内容によって対応は変わりますが、以下のような例があげられます。 看護師からの折り返し電話を予約 夜間・週末のGP診療を案内 歯科やメンタルヘルスなどの専門サポートを紹介 登録しているGPに連絡するよう指示 薬剤師に相談するよう案内 自宅で経過観察するよう指導 NHS 111では、病院の予約・キャンセルや診断書の発行はしてもらえないので注意してください。 参考 https://www.nhs.uk/nhs-services/urgent-and-emergency-care-services/when-to-use-111/ 緊急の場合はどうする? GPの診察を待てずに急いでいる!そんなときは緊急外来(A&E)や救急車(999)を利用します。 まず、A&Eについて。 A&E(Accident and Emergency/事故・緊急外来)は、GPの予約を待っていられないほどのつらい症状や怪我があるなど、緊急性の高い場合に利用します。Accident and Emergencyのほか、Emergency Department(救急部)やCasualty(救急)とも呼びます。着いたらまず受付で症状を伝えます。 過去に利用した感想は、とにかく待ち時間が長いということです。予約を取らないことと、重症患者が優先されるため、先に着いているのに後から来た人が早く診てもらっていたりします。診察の流れは、各自の状態によって変わります。 緊急時の例 緊急性が低く深刻でないと判断→GPの予約をすすめられる、処方箋をもらう 緊急の場合→専門病棟に移り場合によっては入院 病院の正面玄関と別にある緊急外来用の入り口 緊急外来ではとても待てないような、命に関わる緊急時であれば、999へすぐ電話を。交通事故や発作など重大なシチュエーションには迷わず利用しましょう。電話で聞かれる内容は、場所、999にかけた理由、連絡先など。救急隊員の到着を待っている間ににできることや、どれくらいで着くかも教えてくれます。 黄色と緑が目印の救急車  処方薬と薬局の使い方 診療後に薬が出されたら...?ここからは、NHSの処方薬の受け取り方や薬代について、基本的な情報をわかりやすくまとめました。 薬はGPが発行する「処方箋」で薬局でもらう GPでの診察が終わり、処方薬が必要であれば処方箋が出されます。診察後にGPと連携している近隣の薬局(Bootsなど)に行き、Prescription(処方箋)というコーナーでスタッフに自分の生年月日、名前、住所を伝えると、あらかじめ用意してある薬が手渡され、支払いに進みます。 薬局内の処方薬受け取りカウンター 薬代の仕組み NHSで処方してもらう薬の料金は、2025年の時点で処方薬1品につき※£9.90(約1,880円)です。ひとつの処方箋に複数の処方薬がある場合は、すべての薬の合計金額を支払います。ですが、留学生でも18歳以下で大学やカレッジでフルタイム教育を受けている学生はNHSの薬代が無料です。 処方薬が頻繁に必要な人は、処方箋前払いシステム(Prescription Prepayment Certificate)を利用するのも手です。各自のケースが対象になるかの確認は必要ですが、利用できる場合はかなりお得です。 例えば有効期限が3か月間のPPCは、事前に£32.05(約6,090円)支払えば、有効期間中にいくつでも薬を受け取れます(一部は適用外)。PPCの購入はオンラインがメインで、申請日から有効です。申請を完了すると、メールでPPCの証明書が送られてくるので、薬を受け取るときに提示できると便利です。 ※上記の内容は2025年5月時点での料金と為替レート(1ポンド=190円)です。 参考 https://www.nhs.uk/nhs-services/prescriptions/save-money-with-a-prescription-prepayment-certificate-ppc/ 市販薬はスーパーや薬局でも買える 処方薬以外はどうでしょうか。結論として、スーパー、薬局で簡単に手に入ります。痛み止めや風邪薬、胃腸薬、花粉症などのアレルギー薬、目薬、塗り薬など種類は豊富です。自分に合えば、留学中にイギリスで薬を買って服用することもできるので、必ずしも日本から持ち込まなくてもなんとかなる場合もあります。 ※個人差がありますので、薬の調達については慎重に判断されることをおすすめします。 NHSと留学保険の違い これまでNHSのサービスについてご紹介してきましたが、イギリス留学中に本当にNHSだけあれば安心なのだろうか?と不安に思う人もいるでしょう。ここからは、NHSのサービスが対象外になる場合と、留学保険との違いについてお話ししていきます。 NHSで医療費の支払いが発生する例 処方薬1品につき£9.90(約¥1,880円)かかるとお伝えしましたが、そのほかにも支払いが発生する例があります。 ・歯科医療 ・眼科治療 ・かつらや布製の医療用サポーター NHSのサイトでは、歯科医療について、治療が始まる時点で18歳未満、または19歳未満で所定のフルタイム教育を受けている場合は、NHSでの歯科治療が無料になると伝えています(治療内容によっては費用が発生する場合もあり)。 治療費がかかる場合には、日本より高いと言われていますので、渡英までに歯の状態を診てもらうと安心ですね。 眼科の例では、街中の眼鏡屋で行っている一般的な視力検査なら£20(約3,800円)ぐらいから受けられますが、専門的な検査になるとさらに費用がかかります。眼鏡を作る場合、場所によっては学生割引が使えるので、検査の前にリサーチしてみましょう。 NHSを使って治療ができる街中の歯医者 Haruna 実は私も、イギリスで歯の詰め物が取れてしまって、数ヶ月放置したあとに日本の歯医者にかかったのですが、衛生的に良くない!こんなに放っておくなんて!とすごく怒られた記憶があります…。 留学保険で補える部分もある NHSのサービスがこれだけ充実しているのなら、留学保険はいらないんじゃ?と思う人も多いでしょう。しかし、留学保険に入ることで受けられる恩恵も多いのが事実です。 NHSの病院、つまりはイギリスの公立病院を利用するとなると、無料で診療が受けられる分、長く待たされることもザラです。問題の症状が落ち着くまでに、ある程度の時間を要すこともめずらしくないのです。その点、留学保険に入っておくことで、プライベートの私立病院が利用できます。ロンドンには日系クリニックが数件あるため、日本人ドクターに日本語でサポートしてもらえる点もありがたいです。 私がまだ学生だったころ、もうダメかと思うような辛い症状があったときや、小さな手術を受けたときもすべて留学保険が適用され、プライベートの日系クリニックを利用しました。電話一本ですぐに予約がおさえられ、スムーズな日本語のサービスが受けられたことで、改めて保険の大切さを知りました。 ※持病や既往症は補償されない場合がありますので、各保険会社に問い合わせてみてください。 医療以外のトラブルにも留学保険が活躍します。加入するプランによりますが、盗難や破損、飛行機の遅延も補償されるケースがあります。 「何がどこまでカバーされているか」知っておくと安心 NHSのサービスだけでいいの? 心配だから留学保険に入る?答えは人それぞれ。留学生のなかには、医療サービスにおいてはNHSだけでじゅうぶんだった、という人もいれば、留学保険があってよかった、という人も。しっかりとそれぞれの特性を把握したうえで、自分に合った選択をしてみてくださいね。 医療の備えは安心な留学生活の第一歩 イギリス在住の筆者も、これまでに何度もNHSのお世話になってきました。幸い、GPの受付スタッフや看護師、医師たちには毎回親切にしてもらっています。電話やオンラインでの問い合わせには、ほとんど返信があり、しっかり話を聞いてくれます。ただ、サービスの質に関してはGPによりけり、という声も多いです。GP登録をする際には、口コミをチェックしたり、同じGPに登録している学生の話を聞いたりと、下調べをしておくとより安心です。 安心して留学生活が送れるように、医療面での準備を万全にしておきましょう! https://www.nhs.uk

【実体験】イギリス留学準備術: 合格通知からビザ取得までの記録

3月に入り、イギリスの大学や大学院から合否結果が届いてきたと思います。大学からオファー(合格通知)を受け取るといよいよ本格的な留学準備が始まります。入学までには多くの手続きがあり、スムーズに進めるためには計画的な準備が必要です。本記事では、オファーを受け取った後の具体的な準備プロセスについて、僕の経験を踏まえて詳しく解説していきます。 合格結果の確認と入学手続き 出願してからオファーをAcceptするまで 合格結果が届く時期は大学や学科によって異なり、ここは待つしかありません。僕は出願した5校のうち4校は2月初旬までに結果が届きました。しかし第一志望の大学だけ3月までオファーが来ず、もどかしさを覚えました。遅くて7月ごろに結果が出る場合もあるそうなので、気長に待つことが大事だと思います。UCASのTrackシステムをこまめにチェックしましょう。 オファーの種類(Conditional・Unconditional) イギリスの大学からのオファーには、「条件付きオファー(Conditional Offer)」と「無条件オファー(Unconditional Offer)」の2種類があります。条件付きオファーは、IELTSスコアや最終成績の提出といった特定の条件を満たすことで合格となります。UCASで出願した全ての大学から合否が届いた後は、Firm Acceptance(第一希望)とInsurance Acceptance(第一希望に合格できなかった場合の第二希望)の大学とコースを選択します。第一希望の大学からUnconditional Offerをもらった場合はInsurance Acceptanceを選択する必要はありません。 オファーを受け取った後の対応 自分が受け取ったのが条件付きオファーの場合は手続きを早めに済ませることが大切です。通常、オファーの承諾期限が設定されているため、遅れないように注意しましょう。一部の大学ではInternational Students(留学生)がオファーを承諾する際、デポジット(Deposit - 入学金)の支払いが必要です。この金額は大学によって異なりますが、£1,000~£5,000が一般的です。支払期限も設けられているため、期日を確認して早めに対応しましょう。 不合格だった場合の選択肢(Extra・Clearing) もし出願した全ての大学が不合格(Unsuccessful)だったとしても、結果をもらった後に追加で一つのコースに出願できる「エキストラ(Extra)」と定員に達していないコースに出願できる「クリアリング(Clearing)」というシステムがUCASにあります。Extraは2月末から7月初旬まで、Clearingは7月中旬から9月~10月ごろまで行われます。期待した結果が出なかった場合でも諦めずに他の大学やコースにトライしてみましょう。  イギリス学生ビザ(Student Visa)の申請を徹底解説 イギリスでの長期留学には学生ビザ(Student Visa)が必要です。申請にはいくつかの書類が必要で、その用意やビザ発行までに時間がかかります。とにかく早めの行動が大事です。  必要書類 CAS 大学からのオファーを承諾し、パスポートなどの書類を提出すると、「CAS(Confirmation of Acceptance for Studies)」という入学許可証が発行されます。CASはビザ申請に必須な書類で、入学証明となる番号(CASナンバー)が書かれています。発行には通常数週間かかりますので、余裕を持って手続きを進めましょう。  パスポート パスポートの有効期間が留学期間をカバーしている必要があります。期限が短い場合、事前に更新しておきましょう。申請時にパスポートを提出し、そこにビザが発給されることになります。また、見開き2ページ以上の余白ページがあることも確認しておきましょう。  過去のパスポート 過去10年間の渡航歴を聞かれた時、昔使っていたパスポートがあると便利です。ただし、トランジットで立ち寄り、滞在期間が1日未満だった国も渡航歴に含まれます。こういった場合はパスポートにその記録がない時があります。できるだけ正確な情報を書くことが推奨されているので、僕は法務省の出入国在留管理庁というところで自分の渡航歴に関する開示請求を行いました。500円程度で調べてもらえます。https://www.moj.go.jp/isa/publications/privacy/record.html 英語力の証明書 大学によってビザ申請時に英語力の証明を求めるところもあります。GCSEやIBなどのスコアで証明できる場合と、イギリス政府が認定するSELT(Secure English Language Test)の結果しか受け付けてくれない場合があります。このSELTはイギリスのビザ取得専用の英語力試験です。中には「IELTS for UKVI」や「Pearson PTE Academic UKVI」などがあります。IELTSとは異なるもので、指定のスコアを満たすため改めて受験する必要があります。 申請費用と健康保険料(IHS) 申請時にはビザ申請料(£490)の支払いが必要です。さらにIHS(Immigration Health Surcharge)という健康保険料(£776×コースの年数)も支払います。IHSを支払うと、イギリス滞在中にNHS(国民保健サービス)を原則無料で受けられます。 ビザ申請の流れ 書類の準備ができたら、イギリス政府のUKVI(UK Visas and Immigration)の公式サイトから専用の申請フォームに情報を入力し、書類をオンラインで提出します。オンライン上の手続きが済んで、申請料及びIHSを支払うとVFS Globalのビザ申請センターの来館予約ができるようになります。日本には東京と大阪にビザ申請センターがあります。予約した日にパスポートを提出し、生体認証情(指紋と顔写真)を登録します。審査は通常3週間ほどかかり、終了しないとパスポートが返却されません。ビザはパスポートと共に返却されます。ビザ申請センターで受け取るか、郵送してもらうかを選べます。 審査開始後に財政能力証明書の提出を要求される場合があります。これはイギリスでの生活費をカバーできる資金があることを証明するためのものです。ロンドンの大学で勉強する場合は£12,492以上。ロンドン以外の場合は£10,224以上(授業料を除く)。つまりロンドンでの生活費: £1,438/月、ロンドン以外での生活費: £1,136/月: 9ヶ月分の生活費をカバーできる証明が必要です 。預金通帳や金融機関の取引明細書を英文に翻訳したものが必要です。あらかじめ準備しておくとビザ申請がスムーズに進むでしょう。  より詳しい流れについては下のサイトに説明してあるので、確認してください。https://www.westminster.ac.uk/sites/default/public-files/general-documents/student-visa-application-guide-applying-from-outside-uk-v2.pdf  申請は「何事も早めに」が鉄則! 前述の通りビザの審査には通常3週間ほどかかると言われています。繁忙期にはそれ以上の時間がかかることもあります。ビザ発行が渡英日に間に合わずフライトを変更せざるを得なかった友達が何人かいました。審査期間が多少長くなってもいいように、早めに必要書類を集めて申請することが大事です。「ビザ申請ドットコム」や「IMMIGRATION.UK」といったビザ申請を代行してやってもらえるサービスがあり、書類の翻訳など自分でできるか不安があった僕は活用しました。利用すれば必要な書類を揃えて代行者に提出するだけです。その後の申請フォームの入力やビザ申請センターの予約などは全部やってもらえます。  寮とシェアハウスの探し方 ビザ申請と並行して、イギリスでの住居を確保する必要があります。選択肢としては大学が運営している大学寮、民間の学生寮、シェアハウスなどがあります。 大学寮 vs 民間の学生寮の違い 同じ大学の人と交流できる大学寮は、初めての留学で最も安全で便利な選択肢だと思います。特にロンドンなどの都市部では、民間の賃貸物件の家賃が高いです。そのため、大学寮を利用することでコストを抑えられます。僕は大学1年の時に大学寮で暮らして、2、3年の時は民間の学生寮で暮らしていました。民間の学生寮だと、ロンドン中の大学から学生が集まるので他大学生との交流が深まります。ただし、これらの寮は人気が高く、申込期限が早いです。オファーを受け取ったらすぐに申し込むことをお勧めします。早めに申し込みをしなかったせいで、キャンパスから遠い場所にあったり、家賃が高い寮しか残っていなかったりという話も友達から聞きます。 大学が寮の情報を発信していますし、部屋の予約ができるResidence(住居)のサイトやWebポータルにも情報があるので、そこのSNSなどに登録して最新情報をチェックしましょう。  僕が住んでいた民間の学生寮 シェアハウス探しの注意点と便利サイト シェアハウスは費用を抑えつつ、学生のみならず現地の人々と交流できる点が魅力的です。ただし、契約詐欺や知らない人とシェアしなければいけないというリスクもありますので、信頼できるサイトを利用して物件を探し、可能であれば現地で内見してから契約を結ぶことが望ましいです。住居探しには、Rightmove(https://www.rightmove.co.uk/)やZoopla(https://www.zoopla.co.uk/)などの物件検索サイトが便利で、よく使われています。また、SpareRoom(https://www.spareroom.co.uk/)を利用すれば、ルームシェアの相手を見つけることもできます。  必須手続き: eVisaについて 返却されたパスポートに載っているビザはあくまで仮のEntry Clearance Visa(入国許可証)というもので、発行されてから90日まで有効です。正式なビザはeVisa(Online immigration status)という電子書類です。UKVIから送られてくる案内に従い、オンライン上でビザの申請番号やパスポート番号を登録して、アカウントを作成します。 イギリスに入国する際、パスポートのビザだけでなくeVisaの提示が求められる場合があります。そのため渡航前に手続きを済ませておくといいでしょう。これまではBRP(Biometric Residence Permit)カードという物理的な書類だったのでした。2025年の1月からオンラインに置き換わりました。 今回紹介したプロセスの他にも航空券を予約したり、持ち物を準備したりするなど、渡英までにやっておく必要があることはたくさんあります。それらについてはまた別の記事で書きますので、楽しみにしていただければ幸いです。CASやビザの発行などには思っている以上に時間がかかるものもあります。留学生活がスムーズに始められるよう、計画的に準備を進め、安心して渡英しましょう。  https://www.gov.uk/student-visa

インペリアルカレッジロンドンの年度初め: 学期最初の1週間

こんにちは!Kenshuです。今回は9月に始まったImperial College London(インペリアルカレッジロンドン)での新学期の最初の1週間を紹介していこうと思います。海外の大学での新学期の始まりはどんな感じなの?って疑問を持っている皆様の参考になれば嬉しいです。 イギリスの大学はいつ始まる? イギリスの大学が始まるのは大体9月から10月です。大学によって始まる日にちは違います。例えば今年(2025/26年度)だとUniversity College London(UCL)は9月22日、King’s College London(キングスカレッジロンドン)だと9月22日、University of Cambridge(ケンブリッジ大学)だと10月1日などと大学ごとに変わります。僕の通っているImperial College Londonでは9月29日に始まりました。 大学によってはWelcome WeekやOrientation Weekと呼ばれる期間が設けられていて、本格的な授業はその翌週から始まることが多いです。 いつイギリスに行けばいい? 学期が始まる数日前に着くことをおすすめします。自分の住む家(寮やアパートなど)の入居可能日や家族と一緒に来るのかなどを総合的に考慮して決めるといいと思います。僕は一人で渡って、寮に入ったので学期が始まる2日前の27日に行きました。 初日は時差ボケや荷解き、買い出しなどで結構忙しくなります。そのため最低でも1、2日前には到着しておくと余裕をもって学期開始を迎えられて安心です。 インペリアルカレッジロンドンの寮はどんな感じ? インペリアルの1年生は寮に入れることが確約されています。入学する年の5、6月ぐらいにインペリアルからフォームが送られてきて、希望する寮を記入します。 インペリアルには6つの寮があり、キャンパスからの距離、設備、値段などがさまざまです。僕がいるWoodward Buildingsはキャンパスから一番遠い分、値段が安いです。キャンパスに近いSouthside HallsやEastside Hallsでは値段が倍ぐらい違うことがあります。 インペリアルカレッジロンドンの寮 WoodwardにはBlock A、B、Cがあり、各棟に200人ほどが住んでいます。各フロアには10人ほど住んでいて2つのキッチンを共同で使っています。キッチンは結構充実していてIH式のコンロが8つ、オーブン、冷蔵庫がそれぞれ2つ、電子レンジなどがあります。 毎日夕方の6、7時になるとみんなが料理をしに来るのでその度に仲良く話しています。共同生活ならではの出会いや会話が生まれやすく、友達を作るきっかけにもなります。 寮に着いた初日に学生全員がStudent Cardをもらいます。この学生証は講義棟や寮、自分の部屋に入る時などに使います。僕は入居して間もない時に一度Student Cardを部屋に忘れ、1階にあるReceptionまで行ってドアを開けてもらいました。10~15分かかったので絶対になくさないで常に持ち歩くようにしないといけないなって痛感しました。 寮からインペリアルカレッジロンドンまでの通学路 寮はNorth Acton駅の近くにあり、ヒースロー空港からは比較的簡単に辿り着けました。Central Lineが通っているのでロンドンの中心街(SOHO)にも乗り換え無しで行けます。 寮からインペリアルのSouth Kensingtonキャンパスまでは電車を2本乗り継いで行けます。でも個人的には乗換駅で次の電車に乗らず、そこから徒歩でHyde Parkを通過して大学まで行くのが好きです。毎朝友達とHyde Parkを歩くのは気分が晴れます。ビル群ではなく、自然の中が通学ルートになるのはとても魅力的です。 毎朝登校中に通り抜けるHyde Park Hyde Parkのすぐ近くにあるRoyal Albert Hall イギリスでの生活用品の準備 渡英してすぐに必要になのが生活用品の買い出しです。寮には家具が備え付けられていますが、枕、布団、調理器具などは自分で揃える必要があります。僕は到着した日に近くのJohn Lewis(家具量販店)で寝具一式、数日後によくわからない地元の店でフォークやスプーンなどを調達しました。Amazonを活用する人も多く、寮に直接届けてもらえるので便利です。 インペリアルカレッジロンドン: 年度初めのイベント Freshers Fair Freshers FairとはいろいろなSociety(サークル)やスポーツクラブなどが一堂に会して1年生に活動内容を紹介する新入生歓迎祭です。このイベントは2日間にわたって開催されます。 インペリアルには300を超えるSocietyがあり、文化、スポーツ、趣味などいろいろな種類があります。スポーツクラブだとトライアウトがあり、2、3回チャンスが与えられます。大学生活で勉強だけではなくスポーツにも打ち込みたいっていう人にはいい機会だと思います。 無料のグッズやクーポンを配っているブースもあるので、気軽にいろいろ回ってみるのがおすすめです。 Freshers Event 最初の1週間は寮単位や学部単位、Student Union(学生連合)主催のいくつものイベントが行われます。Halls Mixersやクラブを貸し切るイベントもあります。 Halls Mixersでは自分の寮の人たちとお酒を飲みながら交流します。新しい友達を見つけられることもあります。 他にはクラブを貸し切ってインペリアル生だけのパーティが行われます。ビールやテキーラなどのショットだけで6ポンド(約1200円※)以上するのでお金に余裕がない人にはあまりおすすめしません。経験を得るため友達やFlatmatesなどと行くにはめちゃくちゃいい機会です。 ※1ポンド=200円で換算 各コースのイベント 各専攻にもイベントが開催されます。僕はChemical Engineeringを専攻しているのでそれに関する講演やアクティビティなどがありました。インペリアルの学長やChemical Engineering Departmentの学部長によるスピーチ、自分と同じ専攻の新入生たちと一緒にランチを食べながら情報交換するなどいろいろ充実していました。 最後に 最初の1週間は勉強というよりかは学校のことをよく知り、周りの人たちと仲良くなる期間です。そのため比較的時間に余裕ができるので、友達や家族などとロンドン観光をしてみてもいいかもしれません。Natural History Museum(ロンドン自然史博物館)やいくつかの美術館などがインペリアルから徒歩数分のところにあるので行きやすいです。 https://passport-to.com/articles/27/

UCL現役大学生の留学体験記!イギリス留学のリアルと道のり

京都からイギリスへ: UCL大学留学を決めるまで 自己紹介・バックグラウンド  はじめまして。Nanaです。京都市出身で、中学まで地元で過ごし、高校からイギリスの学校に進学しました。  現在は、University College London(UCL、ユニバーシティカレッジロンドン)でArts and Sciences(アーツアンドサイエンス)学科で勉強しています。一つの専門分野を3年間かけて学ぶ一般的なイギリスの大学とは異なり、この学科ではリベラルアーツ教育に似ていて、文理問わず幅広い分野の科目・デパートメントの授業を取ることができます。  留学を決意したきっかけ 中学2年生の時にスイスでサマースクールに参加した体験が留学を志した原点です。いろいろな国から生徒が来ていて、英語だけでなく、ドイツ語、イタリア語、フランス語などを操る同年代の生徒と出会いました。言語がもたらす新しい人との出会い、つながりや発見に心躍らされました。私もグローバルな世界で過ごしたいと強く思った経験でした。 学校選びから出発まで 本格的に留学を考え始めたのは中学2年生の冬あたりでした。サマースクールで訪れたスイス、友人がすでに留学していたアメリカとイギリスを留学先の候補にしましたが、結局イギリスとアメリカの学校に出願し、先にオファーが来たイギリスの学校に入学することに決めました。 友人に紹介してもらった留学エージェントを通して、学校の選定、受験、インタビュー(面接)を経て、イギリス南西部にあるTaunton School International(TSI、トーントンスクールインターナショナル)への入学が決まりました。インタビュー(面接)や試験はすべて、オンラインで行いました。 Taunton School International(トーントンスクールインターナショナル) の校舎 しかし、この時期(2020年)にちょうど新型コロナウイルス感染症が流行り始め、4月に予定していた渡英は先送りされてしまいました。イギリスには行けなかったものの、学校側がいち早くオンライン授業を導入したため、4月-6月の1学期間は日本の自宅で授業を受けました。思い描いていた留学の始まりではありませんでしたが、振り返ってみればホームシックにならず、少しずつ英語に慣れていく良い機会だったと思います。 TSIではGCSEと呼ばれる中学課程に当たるものを1年間学習しました。2年目からはLancing College(ランシングカレッジ)という現地校に入学し、A-level経済、数学、応用数学、日本語を履修し、受験を経て、UCLに入学しました。 Lancing College(ランシングカレッジ)のチャペル UCL大学生のキャンパスライフ ロンドンならではの魅力と学びの日々 現在通っているUCLはロンドン中心部にあり、1826年に設立された大学で、150を超える国から学生が集まる国際性と400以上のコースを提供し幅広い研究分野を持っているのが特徴です。ロンドンという大都市ならではの刺激的な環境もあり、学びだけでなく生活面でも多くの発見がある大学です。 University College London(UCL)に入学 リベラルアーツ型の学び: Arts and Science学科の特徴 大学ではArts and Science(アーツアンドサイエンス)と呼ばれるリベラルアーツの学科で勉強しています。この学科はイギリスの大学にしてはとてもユニークです。イギリスの大学では基本的に高校で専攻した教科を中心により深く学びます。例えば高校で経済を専攻すると大学でも経済学部やビジネス系の学部に進み、その学部で必修授業をとります。 しかし私の学部では多くの学問の知識をいかに融合させて社会課題の解決策にアプローチするのかに重きを置いています。こういった学問を英語ではInterdisciplinary studiesと呼び、分野横断的(学際的)な学びを意味します。社会課題を解決するのにもさまざまな切り口や専門知識が必要なうえ、分野が異なる人々と協力することも欠かせません。そのようなことを中心に学んでいます。 そのため、履修する授業の半分以上を自分で選択できます。学科の中で、3年間を通して全く同じクラスの組み合わせを取っている学生は誰一人いません。こういった環境が自分の学習生活を唯一無二にします。 実際に履修している授業紹介 私が今年取っている科目は、Principle of international public law(国際法)、Mathematical analysis, Real analysis(解析学)、Database system(データベースシステム)、Macroeconomics/Open and Closed economy(マクロ経済学)、Quantitative methods(定量調査)、Sustainable energy(持続可能エネルギー)、Mandarin(中国語)です。 分野がバラバラでそれぞれ全く関係なさそうに見えますが、Sustainable energyで学ぶエネルギー政策はMacroeconomicsの経済政策につながっていたり、Quantitative methodsで習得する基礎プログラミングはDatabase systemで応用できたりと、他の学生とは違った視点で問題の解決法を見いだすことができます。 課外活動とロンドンでの暮らし 日本語を教えるJapan Societyでの活動 授業外では、Japan Societyと呼ばれるソサエティ(サークル)に参加していて、2週間に1度、学生に日本語を教えています。 Finance and Economics Societyで得た学びと人脈 また、Finance and Economics Societyにも参加しており、週1くらいの頻度で開催されるロンドンの投資銀行などの金融業界で働く方によるセミナーに参加しています。UCLのネットワークはかなり広く、トップ企業で働く卒業生も多いので、いろんな人から話を聞けるチャンスがたくさんあります。 ロンドンの美術館・博物館巡りで深める学び ロンドンには大英博物館(British Museum)やナショナルギャラリー(National Gallery)など、たくさんの権威ある美術館と博物館が集まっていて、ほとんどが入場無料ということもあり、休日にはなるべく行くようにしています。 昨年取ったSocial Theoryの授業ではオリエンタリズム(西洋が東洋をどのようにとらえていたのかを研究する学問領域)のトピックを扱ったのでテムズ川畔にあるTate Britain(テート・ブリテン) の絵画を見に行きました。 Colonialism(植民地主義)などのトピックを考える際、博物館の作品は貴重なソースとなり、実際に鑑賞することでコンテンツの理解をより深めることができます。 高校留学・大学留学を通じて得た学び 広がった視野と情報へのアンテナ 留学して良かったことは、視野が広がったことと得られる情報が増えたことです。異なる文化や価値観を持つ人たちと関わる中で、自分が当たり前だと思っていた考え方が、実は国や環境によって大きく異なることに気づきました。Taunton School時代のルームメートはブルンジ人でした。初めて聞く国からの生徒だった彼女とどうしても話をしたくて、どんな国なのか、何語を話すのかなどを調べた記憶があります。 多様な視点を学べる国際的なクラスメートとの出会い 授業では、さまざまなバックグラウンドを持つクラスメートと意見を交わす機会が多く、同じテーマでも多様な視点があることを学べたのは、とても刺激的でした。日本では、自分がどの政党を支持しているか、政策まで議論することはなかったですが、イギリスでは自国の政策はもちろん、他のヨーロッパ諸国の政策まで網羅している学生も何人かいて、意識の高さがうかがえました。 経済の授業では特に、GDP(国内総生産)成長率やインフレ、利子率を必ず頭に入れておく習慣ができました。円安など、身の回りで起きていることが身につけた知識で理解できるようになっていくのが楽しかったです。 英語力と自己発信力の向上 また、英語でコミュニケーションを取る力が自然と身につき、自信を持って自分の意見を発信できるようになったのも大きな成長です。さらに、留学生活を通じて新しい友人や経験に出会い、自分自身の挑戦する力や柔軟性も養われたと感じています。 留学生活で感じた辛さと乗り越えた経験 言語の壁とコミュニケーションの葛藤 留学で辛かったことのひとつは、最初の頃に感じた言語の壁です。英検2級を取得後に渡英しましたが、授業では、ネイティブスピーカーや先生たちのスピードについていけなかったです。留学当初は宿題を終わらせるのにも、クラスメートの3倍時間がかかりました。 授業がわかるようになっても、友達との会話や冗談を理解し、話すまでにはかなり時間がかかりました。小学校の間に英会話塾に週1で通っていましたが、実際に会話しようとすると、自分のシャイな性格も相まって単語が出てこない場面が多くあり、自分の意見を思うように表現できず、もどかしさを感じることがありました。 辞書を片手に専門用語と格闘する日々 大学に入ってからは、専門的な単語も多くて、今でも辞書は手放せません。ですが、一つ一つの単語の意味を調べる習慣がついたことで、理解できない単元があっても、わかるまで調べたり文献を読んだりして、人一倍深い学びを得たと思います。 これからイギリス留学を目指す人へのメッセージ 留学は挑戦の連続ですが、ぜひ恐れずに一歩踏み出してみてください。その経験が、自分自身を大きく成長させ、未来への大きな力になるはずです。 https://jp.education-moi.com/article-51-ucl https://www.ucl.ac.uk

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現役KCL生が解説!キングスカレッジロンドンのファウンデーションコースからPPE学部進学

こんにちは!現在King’s College London(KCL)でPPE(哲学・政治学・経済学)を専攻しているAyanoです。私は日本の高校を卒業後、イギリスの大学へ進学するため、昨年1年間は同大学のファウンデーションコースに通っていました。今回は、ファウンデーションの内容や学部課程への進学などについて紹介したいと思います。 https://passport-to.com/articles/30/ ファウンデーションコースとは? ファウンデーションコースは、日本の高校など、イギリスの大学入学資格(A-levelやIB)を持っていない高校を卒業した生徒が、イギリスの大学に進学するために必要な準備をする1年間のプログラムです。 このコースでは必要な英語力に加えて、学部課程で希望する専攻に近い内容を学びます。 https://jp.education-moi.com/universities/uk/foundation ファウンデーションコースの種類: 民間と大学 ファウンデーションコースは大学が実施しているものと、大学以外の教育機関が実施しているものがあります。私はKCLのファウンデーションに出願し、入学しました。このファウンデーションからそのままKCLの学部課程へ進学する場合は、決められた成績をとる必要あります。 ファウンデーションコースには民間の教育機関が提供しているものと大学が運営しているものがあります。出願を検討している人がいれば、大学が提供しているものをおすすめします。 キングスカレッジロンドンのキャンパス 民間のファウンデーションだとUCASを通して学部課程に出願するのが難しいケースがあります。大学直営のファウンデーションであれば、その大学への進学保証があるだけでなく、他大学への出願もできます。例えば、ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)やLondon School of Economics and Political Science(LSE)などへの出願は大学直営のファウンデーションしか認めていない場合があります。 上記の例からわかるように、実際のファウンデーション後の進路に融通が利きやすいのは大学直営のものだと思いますので、私は大学直営のものをおすすめします。 キングスカレッジロンドンのファウンデーションコース KCLのファウンデーションコースの中でもいくつかpathway(分野)があります。それぞれのpathwayごとに、進学できる学部のコースが決まっているため、それを参考にして私もpathwayを選びました。 現在のKCLのファウンデーションでは大まかに以下の4つのpathwayがあり、さらにそこから細かく分かれています。 https://www.kcl.ac.uk/international-foundation/pathways ・Health, Life & Biosciences Pathway・STEM & Natural Sciences Pathway・Politics, Culture & Social Sciences Pathway・Business & Economics Pathway 私が通っていたのはPolitics, Culture & Social Sciences Pathwayの中のGlobal Politics and Social Sciencesというものです。このコースからは、主に政治学といった社会科学を中心とした学部課程へ進むことができます。例えばPPEや政治学、国際関係学、国際開発学、地理学、法学部などです。 現在このコースは無くなってしまったのですが、代わりにあるGlobal Politics + Economicsというものが一番近いです。 私が修了したファウンデーションでは数学の授業がなかったため、KCL以外の大学のPPEの出願資格を満たしていなかったです。新しいものは経済学を含むため、この点が改善されたのかもしれません。 キングスカレッジロンドンのファウンデーションコースで履修した授業 このファウンデーションで4つの授業をとりました。 Global Politics Social Sciences Culture and Society English for Academic Purposes 1. Global Politics 1つ目のGlobal Politicsでは政治学の基礎について学びました。「権力とは何か?」「どうやって権力が影響していくのか?」といった抽象的な部分から、民主主義など様々な政治体制を各国のケーススタディをしながら学んでいきました。 2. Social Sciences 2つ目のSocial Sciencesでは「社会科学を学ぶための基礎」を学びました。社会科学という学問分野は社会学、政治学、経済学、人類学、など広い範囲を含みますが、ここでの社会科学は「社会科学ってどんな考え方・研究方法を使う学問なのか?」というテーマに沿ってカリキュラムが組まれていたように思います。 授業内容としては、ジェンダー、フェミニズム、教育、マルクス主義など広い範囲を学び、リサーチ方法も習得しました。 授業の様子 2学期にあったグループプレゼンテーションでは、「リサーチプロジェクトをデザインする」というテーマでリサーチ設計を行いました。例えばどういう方法で研究を進めるのか、研究者の立場がどう結果に影響するのか、文献に基づいた仮説などについてグループ内でディスカッションを行い、結果をまとめて発表しました。リサーチプロジェクトのテーマは授業で扱った内容と関わっていればなんでもOKでした。 私のグループは「K-popの世界的な人気が、韓国人のアイデンティティにどう関わっているのか」というテーマでした。実際の研究は行わず、設計するだけなのですが、私も楽しく参加することができました。 ここまでの2つがこのコースのメインの科目です。 3. Culture and Society 次に3つ目のCulture and Societyについて説明します。学ぶ内容としてはSocial Sciencesとかなり近いですが、アプローチが統計的ではなく、理論的でした。アセスメント(成績評価)もエッセイが多かったです。 4. English for Academic Purposes 最後のEnglishでは、アカデミック英語を学びました。エッセイの書き方や、プレゼンの仕方、どうやってリサーチすればいいかなどを身につけました。これらのスキルはその後の学部課程においても重要であるため、しっかり学ぶことができて留学生としてはとてもありがたかったです。 実際にPPEへ進学してからは、政治学の授業以外でもファウンデーションの内容と重なる部分が多く、身になっているなと日々感じています。 学部課程への進学 前述の通り、KCLのファウンデーションで成績条件を満たしていれば、そのpathwayから進学できる学部課程へは無条件で合格がもらえます。ただ法学部や医学部などへの進学はファウンデーションコースの成績に加え、別の試験や面接があります。 KCLの学部へ進学する場合は最低でも総合成績65%以上でファウンデーションを修了する必要があります。65%以上で進学できるコースもあれば、70%以上が条件となるコースもありました。つまり、KCLの学部課程へ進学したい場合は、64%以下の成績で卒業すると実質failとなります。 1月末に、大学側へ進学したいコースの希望を2つ出します。この時、両方65%のものを選ぶことはできますが、2つとも70%以上のものを選ぶことができません。つまり1つ70%以上なら、もう1つは必ず65%以上である必要があります。最終成績で70%以上取れなかった時に、バックアップを残しておくためです。 キングスカレッジロンドンのキャンパス周辺の建物 65%で進学できるコースは私の政治学のpathwayでは多くなかったため、ほとんどの人が第1希望で70%のコースを、第2希望で65%のコースを選んだと思います。これはpathwayにより大きく異なります。 私は「70%以上取らなきゃ、希望のPPEへ進学できない」という気持ちで1年間頑張っていたので、試験やエッセイのプレッシャーは学部課程の今よりも大きかった気がします。 とはいえ、ファウンデーションなので、日々真面目に頑張っていれば70%を取るのは難しいことではなく、実際私も余裕を持った成績を取ることができました。 授業にしっかり出席するのはもちろんですが、授業の準備も怠らず、セミナーでも積極的に関わっていけば、良い結果は出やすいのかなと思います。 成績の評価方法 アセスメントは、エッセイと試験がほとんどでしたが、プレゼンテーションで評価されたのは2つありました。 これもpathwayによると思うのですが、試験中心のものもあれば、私のようにエッセイがある場合もあります。 KCLのファウンデーションの1学期はFormativeと呼ばれるエッセイや試験がほとんどでした。Formativeは練習なので実際の成績には影響しません。ここで得たフィードバックをもとに、その後の本番のエッセイなどに活かしていきます。 私もFormativeのエッセイの結果は良くなかったのですが、その後のエッセイにつながるアドバイスをしっかりもらえたので、最終的に満足のいく結果を出せました。 キングスカレッジロンドンのファウンデーションコースに通って良かったこと まず、大学が提供するファウンデーションに通って良かったことは、キャンパスや大学図書館、大学の寮など、学部生と同じ環境で学べることです。ファウンデーションは正規の学位ではありませんが、大学の中で学ぶことができるので、学部生や院生とつながることもでき、刺激のある時間でした。 ファウンデーションからそのままKCLへの進学であればある程度保証されているのも良かったです。 また、先生方(一部は教授ですが)がとても支えとなり、親身になってくれました。日本の高校を卒業してそのまま入学した私は、英語圏での勉強にそもそも慣れなかったり、なかなかついていけないと感じたりすることも1学期には多くありました。勉強でわからないことがある場合はもちろんですが、個別の悩みにも親身になってアドバイスをくれ、居心地のいい場所だったと感じます。 休みもあり、ヨーロッパ旅行に行きました もちろん、ファウンデーションは学問の基礎を学ぶコースですし、A-levelやIBを履修できない高校の出身者しかいないという意味で学生のバックグラウンドがかなり限られてくるため、学部生になった今の方が勉強や日々の生活は楽しめているなと思います。  最後に 日本の高校卒業だと直接イギリスの大学へ進学できないため、ハードルが高く感じるかもしれませんが、私はむしろファウンデーションコースを通しての学部課程進学で良かったと感じています。 ファウンデーションは学部での勉強の準備だけでなく、そもそも留学の準備期間になる気がするからです。ファウンデーションがあったからイギリスでの生活や、英語圏での勉強に慣れることができたと思います。 最後まで読んでいただきありがとうございました!みなさんの留学を応援しています! https://jp.education-moi.com/universities/uk/foundation

ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ音楽学部|日本人学生にインタビュー!

    こんにちは! Goldsmiths, University of London(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ)でメディアを勉強しているKotokoです。今回はファウンデーションコースの時に出会った音楽専攻の日本人学生、Shuntaさんにインタビューをしました。日本では音楽専攻や音楽大学に進む人は限られていて少し特別なイメージがあると思います。イギリスの大学の音楽専攻では実際どんなことをするのか、そして留学生活はどんなものかなど同じ留学生として気になることを聞いてみました! イギリス留学のきっかけ まず留学を考えたきっかけを教えてください。 5歳の頃からバイオリンを始め、クラシック音楽が盛んなヨーロッパでの挑戦を望んでいたからです。日本とは全く異なる環境でハイレベルな学習がしたかったです。 なぜイギリスを選んだのですか? 自分の好きな音楽と英語を同時に学べる国だからです。英語があまり話せなかったのですが、調べていたときにロンドン大学ゴールドスミスカレッジにファウンデーションコースがあることを知り、ここなら挑戦できると思いました。県立高校に通った後に必死に勉強し、IELTSを取得して渡英しました。 https://www.gold.ac.uk/international/pathways/ifc ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ音楽学部: 授業・専攻 専攻について教えてください。 音楽学部バイオリン専攻です。クラシックやコンテンポラリー(現代)音楽など、形式に縛られることなく様々な音楽を学んでいます。 ブルガリアのイベントでバイオリンを演奏しているShuntaさん なんでその専攻を選んだのですか? 音楽が好きで特にクラシカルやコンテンポラリーは自分の好きなジャンルだからです。また将来は音楽関係の仕事に就きたいのでそれにつなげたいと思っています。 どんな授業を受けているのですか? 2年生では必修4科目(作詞や作曲など)に加え、選択科目で映画音楽やペア演奏を取っています。演奏の授業では、ホールなどでの演奏形式が多く、先生が成長を見て評価してくれます。今はバイオリンのソロ曲、アンサンブル曲、オーケストラ曲を含めた6、7曲を練習しています。 作曲の講義では曲の作り方の基礎を学び、そこから実際に紙で作曲します。最近はPC上での作曲アプリもあり、それを授業で使うこともあります。そのあとに作曲家の先生からアドバイスをいただいています。 映画音楽の授業では講義やセミナーを通して理論を学び、実際に映画のオーディオビジュアルを分析します。その結果をエッセイやビデオエッセイ※にまとめ、成績評価されます。 ※文章として書かれたエッセイのように、議論を進めていく動画コンテンツのこと。 クラスの雰囲気は? 20人ほどの少人数クラスで、みんなフレンドリーで授業に積極的に参加しています。イギリス人が多いですが、日本人が3人いて心強いです。先生との距離も近く、個別に相談に乗ってくれるPersonal tutorがいるのも魅力です。私はtutorの先生と友達のように仲良くしています。 日本の音楽教育との違いはありますか? 日本では理論などを重視しますが、イギリスでは理論はできていることを前提にして自分の演奏に対して真摯に向き合うスタイルです。演奏する曲も自分で決められるし、表現の自由度が高いです。また先生たちは個人の成長をよく観察しながら評価してくれるので、自分らしさを伸ばせる環境だと思います。 イギリスでの留学生活 寮で生活していますか?どんな感じですか? 大学1年生の去年と大学2年生になった今年の2年とも寮に住んでいます。 去年: ドアノックをするようないたずらや夜の11時過ぎに廊下にスピーカーを置いて音楽を流すような騒音がありました。 今年: うるさい人がいなくなったので快適になりました。乾燥機が壊れているから部屋干しするしかなくて、それ用にハンガーを買いました!キッチンとトイレは共用ではなく部屋の中にあってよかったのですが、シャワーヘッドが固定されていて使いにくいです。 総合的に見ると、大学の迅速な対応や友達の助けもあり、何とかなっています。特に寮内のキャンパスサポートの方たちは親切です。いつでも相談を受け付けてくれる体制があるので、私の場合は部屋の交換などの的確なサポートをしてもらいました。 留学生活で心がけていることは? 自分の芯を持っていることが大切だと思います。日本と違って自分の意見を伝えることが大切でYES/NOだけでもはっきりと伝えるほうがいいと思います。 ロンドンのおすすめスポットはありますか? 自分は音楽が好きなので楽譜店に行くのが好きです。 その他、Wimbledon(ウィンブルドン)などの町がきれいで歩いているだけでも楽しいです。特に本屋さんをよく訪れます。 大学の授業以外にしている活動はありますか? アルバイトを始めようかと思い、tutorの先生に相談したら劇場の受付案内バイトの応募サイトを紹介してくれました。今はCV(履歴書)を作成中です! 今年の夏の思い出はありますか? バイオリンの先生がブルガリアでTrayvna Festivalというバイオリンのイベントがあることを教えてくれたので一緒にブルガリアまで行って参加してきました。先生がとても親切でバスなども手配してくれました。そこで大会に参加して見事受賞しました。そのあとにはアカデミー参加者によるコンサートがあり自分も演奏しました。 ブルガリアの街並み ブルガリアの首都ソフィアにあるアレクサンドル・ネフスキー大聖堂 イギリスの大学を卒業したあとの予定 留学して成長したと思うことは? 英語力が上がったのはもちろん、自分に素直になれたことが大きいです。無理せず、自分らしく努力する大切さを学びました。またヨーロッパでの生活や先生・友人から刺激を受けて、ますますバイオリンが好きになりました。 将来は何をしたいとか考えていますか? ベストな道として大会で優勝して奨学金を獲得し、ロンドンにあるGuildhall School of Music and Drama(ギルドホール音楽演劇学校)などレベルの高い大学院に行くことです。将来の夢としては演奏家になることが一番ですがレコード会社などの選択肢も考えています。 最後に、これからイギリスで学びたい人へメッセージをお願いします。 恐れずに挑戦することです。誰もあなたをジャッジしません。SNSの世界はリアルじゃないからこそ、自分自身に集中して、留学でしかできない経験を思い切り楽しんでください! https://www.gold.ac.uk

インペリアルカレッジロンドンの年度初め: 学期最初の1週間

こんにちは!Kenshuです。今回は9月に始まったImperial College London(インペリアルカレッジロンドン)での新学期の最初の1週間を紹介していこうと思います。海外の大学での新学期の始まりはどんな感じなの?って疑問を持っている皆様の参考になれば嬉しいです。 イギリスの大学はいつ始まる? イギリスの大学が始まるのは大体9月から10月です。大学によって始まる日にちは違います。例えば今年(2025/26年度)だとUniversity College London(UCL)は9月22日、King’s College London(キングスカレッジロンドン)だと9月22日、University of Cambridge(ケンブリッジ大学)だと10月1日などと大学ごとに変わります。僕の通っているImperial College Londonでは9月29日に始まりました。 大学によってはWelcome WeekやOrientation Weekと呼ばれる期間が設けられていて、本格的な授業はその翌週から始まることが多いです。 いつイギリスに行けばいい? 学期が始まる数日前に着くことをおすすめします。自分の住む家(寮やアパートなど)の入居可能日や家族と一緒に来るのかなどを総合的に考慮して決めるといいと思います。僕は一人で渡って、寮に入ったので学期が始まる2日前の27日に行きました。 初日は時差ボケや荷解き、買い出しなどで結構忙しくなります。そのため最低でも1、2日前には到着しておくと余裕をもって学期開始を迎えられて安心です。 インペリアルカレッジロンドンの寮はどんな感じ? インペリアルの1年生は寮に入れることが確約されています。入学する年の5、6月ぐらいにインペリアルからフォームが送られてきて、希望する寮を記入します。 インペリアルには6つの寮があり、キャンパスからの距離、設備、値段などがさまざまです。僕がいるWoodward Buildingsはキャンパスから一番遠い分、値段が安いです。キャンパスに近いSouthside HallsやEastside Hallsでは値段が倍ぐらい違うことがあります。 インペリアルカレッジロンドンの寮 WoodwardにはBlock A、B、Cがあり、各棟に200人ほどが住んでいます。各フロアには10人ほど住んでいて2つのキッチンを共同で使っています。キッチンは結構充実していてIH式のコンロが8つ、オーブン、冷蔵庫がそれぞれ2つ、電子レンジなどがあります。 毎日夕方の6、7時になるとみんなが料理をしに来るのでその度に仲良く話しています。共同生活ならではの出会いや会話が生まれやすく、友達を作るきっかけにもなります。 寮に着いた初日に学生全員がStudent Cardをもらいます。この学生証は講義棟や寮、自分の部屋に入る時などに使います。僕は入居して間もない時に一度Student Cardを部屋に忘れ、1階にあるReceptionまで行ってドアを開けてもらいました。10~15分かかったので絶対になくさないで常に持ち歩くようにしないといけないなって痛感しました。 寮からインペリアルカレッジロンドンまでの通学路 寮はNorth Acton駅の近くにあり、ヒースロー空港からは比較的簡単に辿り着けました。Central Lineが通っているのでロンドンの中心街(SOHO)にも乗り換え無しで行けます。 寮からインペリアルのSouth Kensingtonキャンパスまでは電車を2本乗り継いで行けます。でも個人的には乗換駅で次の電車に乗らず、そこから徒歩でHyde Parkを通過して大学まで行くのが好きです。毎朝友達とHyde Parkを歩くのは気分が晴れます。ビル群ではなく、自然の中が通学ルートになるのはとても魅力的です。 毎朝登校中に通り抜けるHyde Park Hyde Parkのすぐ近くにあるRoyal Albert Hall イギリスでの生活用品の準備 渡英してすぐに必要になのが生活用品の買い出しです。寮には家具が備え付けられていますが、枕、布団、調理器具などは自分で揃える必要があります。僕は到着した日に近くのJohn Lewis(家具量販店)で寝具一式、数日後によくわからない地元の店でフォークやスプーンなどを調達しました。Amazonを活用する人も多く、寮に直接届けてもらえるので便利です。 インペリアルカレッジロンドン: 年度初めのイベント Freshers Fair Freshers FairとはいろいろなSociety(サークル)やスポーツクラブなどが一堂に会して1年生に活動内容を紹介する新入生歓迎祭です。このイベントは2日間にわたって開催されます。 インペリアルには300を超えるSocietyがあり、文化、スポーツ、趣味などいろいろな種類があります。スポーツクラブだとトライアウトがあり、2、3回チャンスが与えられます。大学生活で勉強だけではなくスポーツにも打ち込みたいっていう人にはいい機会だと思います。 無料のグッズやクーポンを配っているブースもあるので、気軽にいろいろ回ってみるのがおすすめです。 Freshers Event 最初の1週間は寮単位や学部単位、Student Union(学生連合)主催のいくつものイベントが行われます。Halls Mixersやクラブを貸し切るイベントもあります。 Halls Mixersでは自分の寮の人たちとお酒を飲みながら交流します。新しい友達を見つけられることもあります。 他にはクラブを貸し切ってインペリアル生だけのパーティが行われます。ビールやテキーラなどのショットだけで6ポンド(約1200円※)以上するのでお金に余裕がない人にはあまりおすすめしません。経験を得るため友達やFlatmatesなどと行くにはめちゃくちゃいい機会です。 ※1ポンド=200円で換算 各コースのイベント 各専攻にもイベントが開催されます。僕はChemical Engineeringを専攻しているのでそれに関する講演やアクティビティなどがありました。インペリアルの学長やChemical Engineering Departmentの学部長によるスピーチ、自分と同じ専攻の新入生たちと一緒にランチを食べながら情報交換するなどいろいろ充実していました。 最後に 最初の1週間は勉強というよりかは学校のことをよく知り、周りの人たちと仲良くなる期間です。そのため比較的時間に余裕ができるので、友達や家族などとロンドン観光をしてみてもいいかもしれません。Natural History Museum(ロンドン自然史博物館)やいくつかの美術館などがインペリアルから徒歩数分のところにあるので行きやすいです。 https://passport-to.com/articles/27/

イギリス大学留学Pre-Departure Event 2025@東京 #3|舞台裏に迫る

イギリスの大学留学を始める学生向けに8月23日にPre-Departure Event 2025が開催されました。この記事では開催までの経緯や当日の準備など、イベントの舞台裏をお届けします。 イベントの裏側はこちらの動画にもありますので、併せてご覧ください! https://www.youtube.com/watch?v=pGcj4TY1IrA 開催の経緯: Moi Educationとのコラボ 今回のイベントは4大学のJapanese Societyの合同開催ですが、中心となって進めてきたのがImperial College London(インペリアルカレッジロンドン)のJapanese Societyです。インペリアルJapanese SocietyのSecretaryのSaraさんによると、一つ上の学年のコミッティーから「いつか東京でイベントを開催したい」という話をずっと聞いていたと言います。 夏休みに代が替わり、25/26年度のコミッティーとしていろいろなイベントの企画が始まりました。その時に、Moi Education代表のMakiさんと別の件で打ち合わせをしていた際に、「東京で渡航前イベントを開催したいです」と話を持ち込み、Makiさんが「ぜひ一緒にやりましょう」ということでした。 インペリアルJapanese Society副会長のYukaさんによると、インペリアルにあるSingapore Societyなど、他の国の団体が毎年開催しているため、それらを参考にしたそうです。 事前準備: 4大学のJapanese Societyが打ち合わせで調整 イベントの運営は会場探しやInterest formを利用して参加者数を予測するところから始まりました。しかしインペリアルのみではかなり小規模になることが分かったそうです。加えて8月中旬にならないとA-levelの結果が出ず、その関係で参加を決められない新入生が多いことが浮かび上がりました。また、他大学からの参加希望者がいたことも踏まえ、合同開催に踏み切りました。 コミッティー全員が「去年の自分が渡英前にあったらうれしかったイベントを後輩たちに届けたい」という思いを原動力に準備を進めました。 本格的に動き出したのは開催の約1カ月前です。インペリアルのJapanese Societyのメインコミッティーがプログラムの大枠を決め、他の参加校のJapanese Societyとオンラインでミーティングを重ねました。イベント全体の企画は主にSaraさんが「去年の自分が渡航前に知っておきたかったこと」をベースに決めました。 それに加え、学部、大学、都市が異なるメンバーからも意見も入れて、より多様な視点から見たイギリス留学、そしてコミッティー全員が新入生に伝えたいことを追加していきました。 当日の準備: リハーサルなど最終調整 Pre-Departure Eventのポスター イベント当日の午後2時、コミッティーたちが会場に集まりました。まずは椅子や机の並べ替えなどをして会場設営をしました。第二部がスムーズに始められるように、大学ごとにテーブルを分け、印となる大学のロゴを貼った。その後、プレゼンテーションで使用する大型ディスプレーの準備と接続をし、発表の流れのリハーサルも行われました。 各大学のJapanese Societyのコミッティーが打ち合わせをしている様子 開場の時間になったらSaraさんが入口近くで受付の準備を始め、パソコン上に名簿を表示させました。受付と同時に参加者に名札を自分で書いてもらえるよう、名札シールが用意されました。 責任者のSaraさんインタビュー 今回のPre-Departure EventはImperial College LondonのSaraさんが企画し、他の3つの大学のJapanese Societyのコミッティーとの調整などを行いました。責任者のSaraさんに開催の経緯、準備の過程などについて聞きました。 Pre-Departure Eventでプレゼンテーションを行う責任者のSaraさん Q: 実際に開催してみてどうでしたか? イベントをやって本当によかった、というのが一番の感想です。何よりも「来てよかった!」「いろんな人と会って、話せて楽しかった」「役立つ情報をすでにイギリス留学している先輩たちから聞けて参考になった」という声をいただけたのがうれしかったです。 ぜひ今後も続けていきたいですし、来年度以降のコミッティーに引き継ぎたいですね。今回参加してくれた後輩たちに熱意とイベントの良さが伝わっていることを願います。 Q: 開催にあたって、大変だったことはなんですか? 一番苦労したのは、夏休みの時期に企画を動かしたことです。みんな旅行や予定がある中で、ミーティングに参加したりスライドを作ったりしないといけなくて。私も旅行先のホテルからオンラインミーティングに出たりしていました(笑)。 インペリのコミッティーは普段から仲が良いので、単に「仕事仲間」だけでなく、お互いの時間も大切にしつつイベントを成功させたい気持ちもあって、そのバランスを取るのが難しかったです。でもそういう中で「連絡のプラットフォームを仕事用とプライベート用に分ける」みたいな工夫も生まれて、チームとしても個人としてもすごく成長できたと思います。 Q: 今回開催した中でよかった点や改善点を踏まえ、次回以降はどのような変更を行いますか? 毎年続けていけるイベントにしたいと強く思っています。 今回のイベントの良かった点の一つとして、参加者同士が大学や学年、留学の形態や先輩後輩といった枠にとらわれず、自由に交流できる雰囲気が自然と生まれたことです。当初私が目指していた以上に素敵なものでした。 今後は参加校が増えたり認知度が上がったりして規模がより大きくなっていく可能性もありますが、数に流されず「温かい雰囲気のイベント」であり続けてほしいです。 プレゼンテーションの内容に関しては改善できる点も多いと感じています。就活関連の少しシリアスな内容から、各都市の日本食事情といった日常に密着した話題まで、バランスの取れた構成にはなっていたと思いますが、基本的にコミッティーが一方的にプレゼンする形だったので、今後はもっとインタラクティブにできると良いと思います。 第二部は各校のブースを設置して、自由に話せるフリートークタイムとしましたが、ワークショップのような形で、いろんなバックグラウンドの学生を集めたグループで何かアクティビティをするのも面白いかもしれません。 インペリのJapanese Societyの場合、毎年2年生がコミッティーを担当するのが慣例です。来年以降私がどんな形でJapanese Societyに関わっていくかは未定ですが、今回のイベントで得た学びや感想は、必ず次の世代に引き継ぎたいと思っています。 Q: 最後に新入生へのアドバイスをお願いします! ワクワク、ドキドキ、緊張、色んな気持ちでいっぱいだと思いますが、ぜひ思いっきり楽しんでください!大学は自分の世界がどんどん広がっていく場所です。そしてロンドンは多様性にあふれ、毎日新しい刺激がある街です。たくさんの人に出会い、色んなコミュニティに参加して、多くの経験を積むことが、きっと素敵な大学生活になります! もちろん、勉強という本業も忘れずに。Japanese Societyにもぜひ遊びに来てくださいね☺︎ Pre-Departure Eventに参加した新入生とJapanese Societyのコミッティーたちの集合写真 コミッティー紹介 イベント中に主催したJapanese Societyのコミッティー3人に話を聞くことができ、現在の専攻やロンドン生活の楽しみなどをご紹介します。 Saraさん Saraさん 所属: Imperial College London, Medical BiosciencesJapanese Societyでの役職: Secretary 小さい頃から理科が好きで、人体構造や病気の仕組み、薬効を学ぶことが面白くて、そこから医療生物学に惹かれるようになりました。また、エジプトやミャンマー、インドといった医療体制が十分でない国々で暮らした経験も大きな理由です。 質の高い医療にアクセスできない現実を目の当たりにし、国際機関やNGOが医療支援で果たしている役割に感銘を受けました。その中で私は、医薬品や医療機器の研究開発を通じて、人々が安心して医療を受けられる社会づくりに貢献したいと考えるようになりました。 インペリアルのMedical Biosciencesは、医療生物学を幅広く学べるだけでなく、研究者としての基盤を養うことができるコースです。自分のやりたいことや将来必要なスキルと一致していたため、進学を決めました。 大学生活では、3歳からずっと続けているバレエを楽しんでいます。ダンスサークルのバレエ部門に入っていて、毎週のクラスに参加したり、コンペティションチームで踊ったりしています。2年生からはチームのコミッティーとしてクラスのインストラクターもやっています。 寮生活が始まってから料理にハマっていて、自分のキッチンでディナーパーティーを開いたり、作り置きを工夫したり、各国の友人からレシピを教わったりと、多国籍な環境ならではの楽しみを満喫しています。 それからJapanese Societyの活動も、今年度からコミッティーとして本格的にスタートしました。大変なこともありますが、Secretaryとして仲間と一緒に楽しく仕事しています! Rukaさん Rukaさん 所属: Imperial College London, Biomedical EngineeringJapanese Societyでの役職: Vice President 医療分野に応用できる工学の知識を幅広く学んでいます。1、2年のうちは講義とテストが中心で、3、4年になると実験・実習が増えると思います(MEng/学部・修士一貫課程なので4年間です)。 元々医学部を視野に入れながら医療系に関わりたいという気持ちがありました。将来のことを考えた時に、企業に入って医療機器の開発に携わりたいと思うようになりました。それで学部のコースをいろいろ調べていたら、インペリアルのBiomedical Engineeringが一番自分にぴったりだったのでそこにしました。 今のところ勉強は思っていたほどは忙しくないのですね。一応毎日勉強するように意識していますが、遊びに行く余裕は意外とあります。ロンドン生活の中で、観光が楽しいです。いろいろなマーケットというか屋台っぽいのがいっぱい集まっているバラマーケットなどがとても良かったです。 Shinichiroさん Shin-ichiroさん(左) 所属: The London School of Economics and Political Sciences, EconomicsJapanese Societyでの役職: Secretary and Language Officer 今回のイベントでは会長代理として来ました。LSEのJapanese Societyは他の大学と比べるとかなり小規模ですが、このイベントではLSEの新入生が一番多くてちょっと困惑しています(笑)。 今までブラジルのサンパウロ、インドネシアのジャカルタ、アラブ首長国連邦のドバイと、世界を転々としてきた中で、たくさんの気づきを得られました。貧困に直面している人や富裕層など、幅広い層の人々を見てきた中で、社会問題の解決に経済は大きいなツールの一つになると考えるようになりました。そこで経済に興味を持ち始め、社会科学に特化したLSEで経済学を専攻したいと決めました。 また、イギリスの大学の経済学専攻は数学重視で、どちらかというと理系寄りです。この点は自分に合っていたので、イギリスの大学を選びました。1年目の勉強はIBの延長線上くらいの感覚で、そこまで難しいとは感じなかったです。大体大学に入学できた時点であるの程度学力はあると思いますので、あとは努力を続けて、強い信念があればできると思います。 ロンドンでの生活はご飯がまずい以外は楽しいです。この前、久しぶりに日本に帰ってきて、お母さんが作った白米を食べた時は感動しました。 Pre-Departure Event全体の様子と新入生インタビューはこちらからご覧いただけますのでぜひ読んでみてください! https://passport-to.com/articles/36/ https://passport-to.com/articles/37/ 今回のイベントのスポンサー: https://jp.education-moi.com

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