こんにちは!Goldsmiths, University of London(ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ)でメディアを学んでいるKotokoです。
今回は、イギリス留学の大きな魅力のひとつ、ヨーロッパ旅行について私の経験や友人の話をもとに、週末でも行きやすい都市から長期休暇に楽しめる都市まで紹介します。
イギリスからはヨーロッパ諸国に行きやすい?!
イギリスは地理的にも交通の面でもヨーロッパ旅行にとても便利な場所です。学生は普段勉強で忙しいですが、週末にふらっと出かけてリフレッシュすることもできます。なぜこんなにも気軽にヨーロッパ旅行ができるのでしょうか?主な理由は3つです。
- LCC(格安航空会社)が豊富
Ryanair(ライアンエアー)やeasyJet(イージージェット)を使えば、片道数千円で飛行機に乗れることもあります。 - Eurostar(ユーロスター)で直行
ロンドンからパリやブリュッセルまで電車で約2〜3時間。飛行機のように2時間前に空港に行く必要もなく、便利です。 - 空港アクセスが良い
ロンドンには複数の空港があり、ヨーロッパ各地への直行便が充実しています。
週末で行けるおすすめ都市
パリ(フランス)
ロンドンからユーロスターで約2時間半!おしゃれな街並み、美味しい食べ物、歴史的建物が中心地に集まっていて、週末旅行にぴったりです。
- クロワッサンやバゲットを買って、エッフェル塔が見えるトロカデロ広場でピクニック
- ルーヴル美術館(チケットは公式サイトで事前購入がおすすめ)
- 夜のセーヌ川ナイトクルーズでエッフェル塔のシャンパンフラッシュを鑑賞


ブリュッセル(ベルギー)
ロンドンから約2時間。落ち着いたヨーロッパらしい街並みに加え、チョコレートやワッフル、ビールといったグルメも魅力です。
- グラン=プラス(世界遺産の広場)を散策
- 本場のベルギーチョコレートを食べ比べ
- 名物ワッフルやフリッツ(フライドポテト)を食べ歩き


長期休暇におすすめ都市
学期末の休みには、時間をかけてより多くの国や都市を訪れるチャンスがあります。
ローマ(イタリア)
ロンドンから飛行機で約2時間半。古代ローマ帝国の遺跡や歴史的建物が街中に点在していて、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、トレビの泉など見どころが盛りだくさんです。そして本場のイタリアンは、どのレストランに入っても外れなし!
- ナイトバスに乗って、コロッセオやフォロ・ロマーノの夕景を楽しむ
- 本場イタリアンと、定番リキュール、アペロールスプリッツを堪能する


ローマ観光と合わせて、カプリ島などの美しい島を訪れるのもおすすめ。私は夏に青の洞窟で有名なカプリ島へ行きましたが、透き通る海と空に癒され、都会の喧騒から離れてゆったり過ごせました。
サントリーニ島(ギリシャ)
ロンドンから飛行機で約4時間。エーゲ海に浮かぶサントリーニ島は、真っ白な家並みと青い屋根、そして世界的に有名な夕日が魅力です。中心地にはおしゃれなカフェやレストランも多く、地中海料理や新鮮なシーフードが楽しめます。非日常感をたっぷり味わえるスポットです。
- 夕焼けを眺めながらのディナー
- レッドビーチやブラックビーチを巡る乗馬ツアー
- イアの街を散策して、ストリートフード、ギロピタを食べ歩き


カッパドキア(トルコ)
ロンドンからイスタンブールまで約4時間、その後さらに1時間のフライトで到着。少し遠いですが、奇岩が広がる不思議な景観と、空を彩る熱気球で世界的に有名なエリアです。洞窟ホテルや歴史的遺跡も点在していて、自然と文化の両方を楽しめるのが魅力。
- カッパドキア名物の熱気球体験!
※天候によっては飛ばない日もあるので、最低3泊ほど滞在すると安心です - ギョレメ周辺の名所を1日で効率よく巡れる「レッドツアー」に参加
- 洞窟ホテルに宿泊し、朝のテラスから空に浮かぶ気球を眺める


イギリス留学生向けの節約術
学生は学業で忙しく、アルバイトが難しい人も多いと思います。だからこそ、旅行のときに「いかに節約するか」がとても大事です。ここでは、私が実際の旅行で学んだ節約術を紹介します。
LCC(格安航空券)を賢く利用する
RyanairやeasyJetは、予約が早ければ早いほど安くなることが多く、片道数千円でチケットを取れることもあります。荷物はできるだけ機内持ち込みのみにして、追加料金を避けるのがコツです。
旅行のピークを外す
金曜夜や月曜朝の便は料金が高くなりがち。木曜夜出発や日曜夜帰りを狙うと安くなることが多いです。
学生割引をフル活用する
現地で学生証を提示すると、美術館や交通機関で割引が受けられる場合があります。イギリスの大学の学生証が使える場所も多いので、旅行のときは必ず持参しましょう。
ヨーロッパ旅行の注意点
ヨーロッパ旅行は留学生活の大きな楽しみのひとつですが、気をつけるべき点もたくさんあります。実際にトラブルに遭わないために、最低限知っておきたい注意点をまとめました。
シェンゲン協定とビザ
シェンゲン協定の締結国間(主にEU加盟国)では国境検査なしで自由に移動できます。しかしイギリスはシェンゲン協定に加盟していません。そのため、イギリスの学生ビザを持っていても、シェンゲン圏内を自由に滞在できるわけではありません。
日本国籍の留学生の場合、観光目的ならビザは不要ですが「あらゆる180日のうち最大90日間」という滞在制限があります。
また、私は旅行先からイギリスに戻るときに、よく空港の入国審査で「学生ビザを見せて」と言われました。eVisaにすぐログインできるように準備しておくと安心です(スクショはNGと言われたこともありました)。
スリ対策
ヨーロッパは観光地ほどスリが多いです。電車内、レストラン、カフェなど、いつ被害に遭うかわかりません。実際、友達はレストランでスーツケースを専用置き場に預けていたのですが、食事を終えて出るときにはなくなっていました……。
財布やパスポートは小さなポーチやウエストバッグに入れて常に身につけ、スマホをテーブルに置きっぱなしにしないなど、徹底してスリ対策をしてください。
まとめ
イギリス留学は、学びの場であると同時にヨーロッパ全体を体験できる大きなチャンスです。週末の小旅行から長期休暇の周遊まで、計画次第で「学生生活でしかできない体験」が待っています。ぜひ、留学生活の一部としてヨーロッパ旅行も楽しんでみてください。